あたまがいたい
頭が痛い(数日以内)

お酒は頭痛に悪いのか?:飲酒・喫煙で発作が起こる頭痛の例

飲酒や喫煙は片頭痛や群発頭痛の発作のきっかけになることがあるので注意してください。

1. お酒・タバコと片頭痛の関係

片頭痛を繰り返している人で、アルコールが片頭痛の発作を起こすきっかけになることがあります。特に赤ワインは有名です。タバコに関しても、患者さんから「タバコがきっかけで発作が起きた」という声は臨床の場でもよく耳にします。

2. お酒と緊張型頭痛の関係

頭や顔、首、肩の筋肉のこり(緊張)が頭痛を悪化させます。飲酒すると筋肉がゆるむので、逆に頭痛が良くなる人もいますが、悪くなることもあるので、頭痛を和らげるために飲酒をするという考えはおすすめしません。

3. お酒・タバコと群発頭痛の関係

アルコールは群発頭痛発作のきっかけになると言われています。喫煙が発作のきっかけになるかどうか、はっきりと分かっていません。また群発頭痛の人には大酒飲みや愛煙家が多いことが知られています。群発頭痛の場合、1ヶ月~2ヶ月程度の時期に集中して何回も頭痛が起きて(群発期と呼びます)、それを過ぎると頭痛はなくなります。群発期は飲酒も喫煙も避けて、我慢するのが良いでしょう。