2016.11.25 | ニュース

要注意!クリスマスの飾りつけで転落して165日入院、死亡例も

カナダの統計から
from Injury
要注意!クリスマスの飾りつけで転落して165日入院、死亡例もの写真
(C) yulyao - iStock

クリスマスが近づいて、街にもイルミネーションが飾られています。楽しい飾りつけにも事故はあります。クリスマスの飾りつけ中に転落でけがをした人の統計から、長くて165日に及ぶ入院や、死亡の例もあったことが報告されました。

カナダの統計をもとにした研究が、けがの専門誌『Injury』に掲載されました。

この研究では、2002年から2012年の間に高度な医療施設に入院となった人で、クリスマスの照明の取りつけをしているときに起こった重症の外傷の患者のデータが集計されました。

 

次の結果が得られました。

計40人の患者が、クリスマスの照明を取りつけているときに重いけがを負った(95%が男性、平均年齢55歳、ISSは平均25.7、範囲12から75)。けがの内訳として、神経学的外傷(68%)、胸部外傷(68%)、脊髄損傷(43%)、四肢外傷(40%)、およびほかの場所の複数の外傷があった。

転落のメカニズムは、はしご(65%)、屋根(30%)、地面(3%)、柵(3%)だった。

入院期間の中央値は15.6日だった(範囲2日から165日)。

2002年から2012年の間に、一定基準以上の重いけがをした人が40人見つかりました。95%が男性で年齢は平均55歳でした。はしごから転落した人が65%、屋根から転落した人が30%でした。入院期間は最も長い人で165日であり、けがが原因で死亡した人もいました。

 

クリスマスのために重いけがをする危険性は決して無視できません。死亡に至ることはまれでも、特に高齢者では骨折が寝たきりにつながることも十分考えられます。

けがをしてしまっては楽しいクリスマスも台無しです。安全対策にはよく気を付けたうえで飾りつけを楽しんでください。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

"Oh the weather outside is frightful": Severe injury secondary to falls while installing residential Christmas lights.

Injury. 2016 Jan.

[PMID: 26506119]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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