2016.02.27 | ニュース

認知症になりやすい人の12の特徴

イギリスのデータベースから調査
from BMC medicine
認知症になりやすい人の12の特徴の写真
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認知症がある人は2025年までに700万人になると推測されています。認知症に備えるために何に気を付ければいいのでしょうか。今回、認知症になりやすい特徴とは何かを検証しています。

◆5年後の認知症になる危険性を調査

イギリスの健康に関わるデーターベースから、認知障害や記憶障害のない60から95歳の高齢者930,395人の患者を対象として、データを取り出しました。5年後の認知症の危険性を精神状態や生活スタイルなどから予測できるかを調査しました。60から79歳と80から95歳の2つのグループに分けて調べました。

 

◆認知症になりやすい12の特徴

以下のような結果が得られました。

認知症発症率は1,000人年あたり、60から79歳(6,017人)で1.88(95%信頼区間、1.83-1.93)、80から95歳(7,104人)で16.53(95%信頼区間、16.15-16.92)であった。60から79歳の予測因子は年齢、性別、社会的欠乏、喫煙、BMI、アルコールの大量摂取、降圧薬、糖尿病脳卒中/一過性脳虚血発作心房細動、アスピリン、うつ症状が含まれた。

較正と判別は80から95歳のモデルでは弱かった。

60から79歳で認知症になりやすい背景として年齢が高齢、女性、貧困地域に住んでいる、喫煙したことがない(喫煙者のほうが認知症が少ない)、BMIが低い、アルコールの大量摂取、降圧薬を使用中でない、糖尿病脳卒中または一過性脳虚血発作心房細動、アスピリン使用中、うつ症状の12点が挙げられました。

80歳以上の人では統計的な関連が弱くなりました。

 

認知症になりやすい特徴を知っておくことで、家族や地域の方の認知症の早期発見にもつながり、早期の治療にも役立つのではないでしょうか。また、これらの特徴を変えることで認知症になる危険性を減らせるかどうか、今後の情報に期待がかかります。

執筆者

PT K.S

参考文献

Predicting dementia risk in primary care: development and validation of the Dementia Risk Score using routinely collected data.

BMC Med. 2016 Jan.

[PMID: 26797096]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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