2016.01.07 | ニュース

腎臓が悪いと、脳梗塞で日常生活が損なわれやすい

韓国での臨床研究より
from Neuroepidemiology
腎臓が悪いと、脳梗塞で日常生活が損なわれやすいの写真
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慢性腎臓病を持つ人は、血管に負担がかかり、脳梗塞などを起こしやすいと言われています。脳梗塞で見られる、食事や排せつなどの日常的な生活動作が損なわれる症状と、慢性腎臓病の関係が研究されました。

◆18歳以上の脳梗塞患者2,037人が対象

18歳以上の脳梗塞患者2,037人を対象に、退院時と脳梗塞発症後6カ月に日常的な生活動作がどの程度できるかをテストしました。

 

◆慢性腎臓病と可能な日常的動作の関連性

患者全体のうち、慢性腎臓病患者は12.7%でした。脳梗塞後6カ月での日常的な生活動作に関するテストの結果は、慢性腎臓病がある、年齢が高い、退院時の機能テストの結果が悪い、また脳梗塞の重症度が高いときに、悪くなる傾向がありました。

このテストより、慢性腎臓病がある人では、脳梗塞のあと日常的な生活動作が損なわれやすいという結果になりました。

 

慢性腎臓病を患っている人は、脳梗塞などを引き起こす恐れがあり、また、その後の日常生活に支障が出る可能性があるため、適切な治療や生活習慣の改善で慢性腎臓病を予防することが重要だと思われます。

 

執筆者

後藤由佳利

参考文献

Chronic Kidney Disease and Functional Outcomes 6 Months after Ischemic Stroke: A Prospective Multicenter Study.

Neuroepidemiology. 2015 Nov 26.

[PMID: 26606379]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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