◆6週間のクランベリーカプセル
研究班は、婦人科の手術を受ける女性160人を対象として、手術後6週間、クランベリージュースのカプセルを飲むグループと、偽薬を飲むグループにランダムに分け、尿路感染症の頻度に違いがあるかを調べました。
◆クランベリーで尿路感染症が減少
次の結果が得られました。
尿路感染症の発生率は、偽薬群に比べてクランベリー治療群で有意に低かった(80人中15人[19%] vs 80人中30人[38%]、オッズ比0.38、95%信頼区間0.19-0.79、P=0.008)。
有害事象の発生について、胃腸の不調を含めて(クランベリー群で56%、偽薬群で61%)治療による差はなかった。
クランベリージュースのカプセルを飲んだグループのほうが、尿路感染症が少ないという結果でした。
感染症対策のため、クランベリージュースの効果として参考になる結果かもしれません。
執筆者
Cranberry juice capsules and urinary tract infection after surgery: results of a randomized trial.
Am J Obstet Gynecol. 2015 Aug
[PMID: 25882919]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。