2015.08.27 | ニュース
脳出血の手術で、死亡・後遺症が減少する
システマティックレビューにより検証
from The Cochrane database of systematic reviews

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脳出血に対する治療の一部に、血の固まりを取り除く手術があります。『脳卒中治療ガイドライン2015』では、条件が揃えば手術を考慮しても良いという推奨が記載されており、今回はその根拠のひとつとなる2008年の論文を紹介します。
◆脳出血に対する手術療法の有効性を検証
今回の調査は、テント上脳内
◆脳出血に対する手術療法により死亡または介護が必要な状態が減少
調査の結果、以下のことを報告しました。
手術は、最終追跡時期における死亡または介護が必要な状態のオッズの統計的に
有意 な減少に関連し(オッズ比(OR)0.71、95%信頼区間(CI)0.58-0.88、2P=0.001)、研究結果間の異質性は認められなかった。
脳出血に対する手術療法は、死亡または介護が必要な状態になる人を減少させるという結果でした。
『脳卒中治療
執筆者
参考文献
Surgery for primary supratentorial intracerebral haemorrhage.
Cochrane Database Syst Rev. 2008 Oct 8
[PMID: 18843607]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。