2015.08.24 | ニュース

中国で野鳥が大量死、新型鳥インフルエンザウイルスを検出

2015年1月、三門峡ダム貯水池で
from Scientific reports
中国で野鳥が大量死、新型鳥インフルエンザウイルスを検出の写真
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高病原性鳥インフルエンザウイルスと言われるH5N1亜型ウイルスは、人間にも感染して大規模な流行を起こすことが懸念されています。中国で、野鳥の間に新しい系統のH5N1ウイルスの流行が見つかりました。

◆三門峡ダムで鳥の死体を発見

2015年1月に、三門峡(サンメンシャ)ダム貯水池付近で100羽ほどの野鳥の死体が見つかりました。死体や周りの鳥を調べたところ、H5N1ウイルスが検出され、既知のウイルスとは違った特徴が見つかりました。

 

◆神経に異常、マウスにも感染

鳥の体を調べると、肺、脳、腸の組織に、感染によると見られる異常がありました。また、見つかったウイルスをマウスに与える実験によって、ウイルスを大量に与えられたマウスは感染症を起こして死亡し、肺と脳に侵入したウイルスが観察されました

 

このウイルスが人間にも感染して病気を起こすかは確かめられていませんが、変異しやすいインフルエンザウイルスには常に注意が必要であることの一例といえるかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Highly Pathogenic Avian Influenza A(H5N1) Virus Struck Migratory Birds in China in 2015.

Sci Rep. 2015 Aug 11

[PMID: 26259704] http://dx.doi.org/10.1038/srep12986

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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