2015.07.25 | ニュース
腹部大動脈瘤破裂が起こりやすい人の4つの特徴
イギリス9万人を12年追跡
from The British journal of surgery

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腹部大動脈瘤は動脈硬化などが原因で起こり、破裂すると大量に出血して命に関わります。イギリスの大規模調査で、腹部大動脈瘤の破裂などの急性イベントは、男性、75歳以上、喫煙したことがある人、高血圧がある人に多く見られたことが報告されました。
◆大規模研究のデータを解析
研究班は、イギリスで行われた、対象地域の人口全体を対象にした追跡調査のデータを使い、腹部大動脈瘤の急性イベントの
◆男性、75歳、喫煙、高血圧
次の結果が得られました。
研究対象の92,728人について、12年のうちに急性の腹部大動脈瘤のイベント103例(72.8%が男性、59.2%が30日以内に死亡)が起こった。
腹部大動脈瘤の急性イベントが起こった103例のうち、72.8%が男性に起こっていました。
ほかの面では、全体の66%が75歳以上の人に、65歳以上75歳未満の男性に起こった28例のうち96%は喫煙したことがある人に、女性に起こった28例のうち71%は75歳以上で高血圧がある人に起こっていました。
執筆者
※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。