マブキャンパス点滴静注30mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
感染、肺炎、尿路感染、気管支炎、上気道感染、膿瘍、鼻咽頭炎、発熱性好中球減少症、食欲減退、低カルシウム血症、脱水
起こる可能性のある重大な副作用
好中球減少、血小板減少、貧血、低血圧、悪寒、発熱、呼吸困難、発疹、気管支痙攣、infusion reaction、感染症、感染症再活性化、単球減少、汎血球減少、白血球減少、骨髄機能不全、胃腸出血、粘膜出血、舌出血、顆粒球減少症、無顆粒球症、重篤な血球減少、重篤な感染症、血球貪食症候群、免疫障害、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性血小板減少症、自己免疫性肝炎、再生不良性貧血、自己免疫性脳炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、輸血後移植片対宿主病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、糸球体腎炎、腫瘍崩壊症候群、心障害、うっ血性心不全、心筋症、駆出率低下、頭蓋内出血、重篤な出血、進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、言語障害、B型肝炎ウイルス再活性化による劇症肝炎、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎増悪、肝不全、頭頚部動脈解離、頚動脈解離、椎骨動脈解離、虚血性脳卒中
上記以外の副作用
低アルブミン血症、低ナトリウム血症、低カリウム血症、不安、うつ病、傾眠、不眠症、頭痛、浮動性めまい、振戦、錯感覚、感覚鈍麻、頻脈、徐脈、動悸、洞性徐脈、高血圧、潮紅、喀血、咳嗽、喘鳴、鼻出血、鼻漏、口腔咽頭不快感、上気道炎症、嘔吐、悪心、下痢、口内炎、腹痛、消化不良、便秘、口内乾燥、胃炎、腹部不快感、肝機能異常、皮膚そう痒症、蕁麻疹、多汗症、寝汗、紅斑、筋肉痛、背部痛、四肢痛、関節痛、胸痛、血尿、尿量減少、腎機能障害、疲労、倦怠感、インフルエンザ様疾患、無力症、疼痛、末梢性浮腫、浮腫、胸部不快感、冷感、熱感、体重減少、サイトメガロウイルス検査陽性、LDH増加、体重増加、総蛋白減少、AST増加、ALP増加、血中ビリルビン増加、ALT増加、血中アルブミン減少、回転性めまい、高ビリルビン血症、咽頭炎、副鼻腔炎、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、リンパ球減少症、紫斑、歯肉出血、播種性血管内凝固、リンパ節症、口渇、高血糖、錯乱状態、人格変化、歩行障害、末梢性ニューロパチー、眼部腫脹、眼内炎、心房細動、上室性頻脈、上室性不整脈、上室性期外収縮、咽喉絞扼感、胸水、呼吸音異常、しゃっくり、上気道性喘鳴、口腔内潰瘍、舌潰瘍、歯肉炎、腹部膨満、皮膚障害、紅斑性皮疹、皮下出血、そう痒性皮疹、筋緊張、骨痛、筋痙縮、尿失禁、急性肺水腫、注射部位血腫、体温上昇、注射部位紅斑、ハプトグロビン減少、肝機能検査異常、耳鳴、溶血性貧血、喉頭炎、鼻炎、気管支肺炎、偽リンパ腫、糖尿病、離人症、思考異常、勃起不全、神経過敏、運動過多、味覚消失、ジストニー、知覚過敏、味覚異常、結膜炎、洞性頻脈、狭心症、血管痙攣、末梢性虚血、起立性低血圧、ほてり、呼吸障害、発声障害、おくび、イレウス、口腔内不快感、水疱性皮膚炎、皮膚炎、斑状丘疹状皮疹、アレルギー性皮膚炎、斑状皮疹、筋骨格痛、筋骨格系胸痛、多尿、排尿困難、口腔浮腫、注入部位反応、注入部位皮膚炎、注入部位疼痛、粘膜炎症、粘膜潰瘍、限局性浮腫、注射部位浮腫、血液学的検査異常、心電図異常、難聴
マブキャンパス点滴静注30mgの用法・用量
- 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病〉通常、成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回3mgの連日点滴静注から開始し、1日1回10mgを連日点滴静注した後、1日1回30mgを週3回隔日に点滴静注する
- ただし、投与開始から12週間までの投与とする
- 〈同種造血幹細胞移植の前治療〉通常、成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回0.16mg/kgを6日間点滴静注する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉infusion reactionを軽減するため、本剤の投与前に抗ヒスタミン剤及び解熱鎮痛剤を投与すること(さらに、本剤投与前に副腎皮質ステロイド剤を投与するとinfusion reactionが軽減されることがある)〔1.2、11.1.2参照〕
- 7.2. 〈効能共通〉本剤投与中にGrade1のinfusion reaction又はGrade2のinfusion reactionが認められた場合には、直ちに投与を中断し、副腎皮質ステロイド剤の投与を行い、回復した場合、投与を再開することができる
- 7.3. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病〉本剤は、いずれの用量も1日量を2時間以上かけて点滴静注すること
- 7.4. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病〉1日1回3mg及び1日1回10mgの連日点滴静注において、Grade3以上のinfusion reactionが認められない場合、1日1回3mgでは1日1回10mgの連日点滴静注に、1日1回10mgでは1日1回30mgの週3回隔日点滴静注に、それぞれ増量することができる
- 7.5. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病〉他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
- 7.6. 〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病〉本剤の投与中に好中球数減少及び血小板数減少が認められた場合、次を参考に本剤の用量を調節すること
- なお、ベースライン時の好中球絶対数が500/μL以下の患者について、有効性及び安全性は確立していない〔11.1.1参照〕
- [休薬、中止又は再開基準]1). ベースラインの好中球絶対数が500/μL超で治療を開始した患者において、好中球絶対数が250/μL未満となった場合:初回発現時は休薬し、好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50000/μL以上に回復した場合、休薬時の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、2回目発現時は休薬し、好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50000/μL以上に回復した場合、本剤1日1回10mg又は休薬時の用量のいずれか低い方の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、3回目発現時は本剤の投与を中止すること
- 2). ベースラインの血小板数が25000/μL超で治療を開始した患者において、血小板数が25000/μL以下となった場合:初回発現時は休薬し、好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50000/μL以上に回復した場合、休薬時の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、2回目発現時は休薬し、好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50000/μL以上に回復した場合、本剤1日1回10mg又は休薬時の用量のいずれか低い方の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、3回目発現時は本剤の投与を中止すること
- 3). ベースラインの血小板数が25000/μL以下で治療を開始した患者において、血小板数がベースラインの数値から50%以上減少した場合:初回発現時は休薬し、好中球絶対数及び血小板数がベースライン値に回復した場合、休薬時の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、2回目発現時は休薬し、好中球絶対数及び血小板数がベースライン値に回復した場合、本剤1日1回10mg又は休薬時の用量のいずれか低い方の用量で投与を再開できる(ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること)、3回目発現時は本剤の投与を中止すること
- 7.7. 〈同種造血幹細胞移植の前治療〉本剤と併用する薬剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること
- 7.8. 〈同種造血幹細胞移植の前治療〉本剤の初回投与時は3mgを2時間かけて投与し、忍容性が良好であれば、残りの用量を2時間かけて投与する(2回目以降の投与は1日量を4時間かけて点滴静注すること)
- GradeはNCI-CTCAEv3.0に準じる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
マブキャンパス点滴静注30mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
生ワクチン |
原病に基づく症状 |
不活化ワクチン |
効果を減弱 |
免疫抑制剤 |
発熱などの感染症<細菌及びウイルス等>に基づく症状 |
血圧降下剤 |
一過性の血圧下降 |