ニトギス配合錠A81に関係する解説
COX阻害薬(抗血小板薬)
- ニトギス配合錠A81は、COX阻害薬(抗血小板薬)に分類される。
- COX阻害薬(抗血小板薬)とは、COX(シクロオキシゲナーゼ)という体内の酵素の働きを阻害することで血小板凝集を抑える作用(抗血小板作用)をあらわし、血栓の形成を抑えて血管をつまらせないようにする薬。
COX阻害薬(抗血小板薬)の代表的な商品名
- バファリン配合錠A81
- バイアスピリン
- タケルダ配合錠
- キャブピリン配合錠
| 商品名 | ニトギス配合錠A81 |
|---|---|
| 一般名 | アスピリン・ダイアルミネートA81錠 |
| 薬価・規格 | 5.9円 (81mg1錠) |
| 薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
|
| 製造会社 | シオノケミカル |
| YJコード | 3399100F1094 |
| レセプト電算コード | 621374801 |
| 識別コード | C |
浮腫、貧血、AST上昇、ALT上昇、胃腸障害、腹痛、胸やけ、便秘、下痢、食道炎、口唇腫脹
ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、出血、脳出血、頭蓋内出血、頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、片麻痺、肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、剥脱性皮膚炎、再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少、喘息発作、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、消化性潰瘍、大腸潰瘍、下血、メレナ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸管穿孔、小腸狭窄、小腸閉塞、大腸狭窄、大腸閉塞、小腸潰瘍
吐血、吐き気、食欲不振、胃部不快感、過敏症、発疹、皮膚そう痒、皮疹、膨疹、発汗、めまい、興奮、腎障害、血圧低下、血管炎、心窩部痛、過呼吸、気管支炎、鼻炎、角結膜炎、耳鳴、難聴、代謝性アシドーシス、倦怠感
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| 尿酸排泄促進剤 | 尿酸排泄作用を減弱 |
| プロベネシド | 尿酸排泄作用を減弱 |
| ベンズブロマロン | 尿酸排泄作用を減弱 |
| クマリン系抗凝血剤 | 作用を増強し出血時間の延長・消化管出血 |
| ワルファリンカリウム | 作用を増強し出血時間の延長・消化管出血 |
| 血液凝固阻止剤 | 出血の危険性が増大 |
| ヘパリン製剤 | 出血の危険性が増大 |
| ダナパロイドナトリウム | 出血の危険性が増大 |
| 10a阻害剤 | 出血の危険性が増大 |
| リバーロキサバン | 出血の危険性が増大 |
| 抗トロンビン剤 | 出血の危険性が増大 |
| ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 | 出血の危険性が増大 |
| トロンボモデュリン アルファ | 出血の危険性が増大 |
| 血小板凝集抑制作用を有する薬剤 | 出血の危険性が増大 |
| チクロピジン塩酸塩 | 出血の危険性が増大 |
| シロスタゾール | 出血の危険性が増大 |
| 硫酸クロピドグレル | 出血の危険性が増大 |
| トロンボキサン合成阻害剤 | 出血の危険性が増大 |
| オザグレルナトリウム | 出血の危険性が増大 |
| プロスタグランジンE1製剤 | 出血の危険性が増大 |
| プロスタグランジンI2誘導体製剤 | 出血の危険性が増大 |
| ベラプロストナトリウム | 出血の危険性が増大 |
| サルポグレラート | 出血の危険性が増大 |
| イコサペント酸エチル | 出血の危険性が増大 |
| 血栓溶解剤 | 出血の危険性が増大 |
| ウロキナーゼ | 出血の危険性が増大 |
| 組織プラスミノゲンアクチベーター製剤 | 出血の危険性が増大 |
| 糖尿病用薬 | 血糖降下作用を増強 |
| インスリン製剤 | 血糖降下作用を増強 |
| トルブタミド | 血糖降下作用を増強 |
| メトトレキサート製剤 | 副作用<骨髄抑制・肝・腎・消化管障害等>が増強 |
| リチウム製剤 | 血中リチウム濃度を上昇させリチウム中毒 |
| チアジド系薬剤 | 利尿・降圧作用を減弱 |
| フロセミド | 本剤の副作用が増強 |
| アゾセミド | 本剤の副作用が増強 |
| ピレタニド | 本剤の副作用が増強 |
| 非ステロイド系抗炎症剤 | 血中濃度が低下し作用を減弱、出血を増加し腎機能低下 |
| インドメタシン製剤 | 血中濃度が低下し作用を減弱、出血を増加し腎機能低下 |
| ジクロフェナク | 血中濃度が低下し作用を減弱、出血を増加し腎機能低下 |
| イブプロフェン | 本剤の血小板凝集抑制作用を減弱 |
| ナプロキセン | 本剤の血小板凝集抑制作用を減弱 |
| ピロキシカム | 本剤の血小板凝集抑制作用を減弱、両剤又は一方の薬剤の副作用の発現頻度を増加 |
| スルピリン | 本剤の血小板凝集抑制作用を減弱 |
| オキシカム系消炎鎮痛剤 | 両剤又は一方の薬剤の副作用の発現頻度を増加 |
| ニトログリセリン | 作用を減弱 |
| テトラサイクリン系抗生物質<経口> | 作用を減弱させ抗菌力が低下 |
| ニューキノロン系抗菌剤<経口> | 作用を減弱させ抗菌力が低下 |
| 副腎皮質ホルモン剤 | 本剤の血中濃度が増加しサリチル酸中毒 |
| ベタメタゾン | 本剤の血中濃度が増加しサリチル酸中毒 |
| 酢酸コルチゾン | 本剤の血中濃度が増加しサリチル酸中毒 |
| メチルプレドニゾロン | 本剤の血中濃度が増加しサリチル酸中毒 |
| 乳酸ナトリウムを含有する輸液 | 本剤の尿中排泄を増加 |
| バルプロ酸 | 作用を増強し振戦 |
| フェニトイン | 総フェニトイン濃度を低下させるが非結合型フェニトイン濃度を低下させない |
| アセタゾラミド | 副作用を増強し嗜眠・錯乱等の中枢神経系症状・代謝性アシドーシス |
| ACE阻害剤 | 降圧作用が減弱 |
| β-遮断剤 | 降圧作用が減弱 |
| 塩酸ドネペジル | 消化性潰瘍 |
| タクロリムス水和物 | 腎障害 |
| シクロスポリン | 腎障害 |
| ザフィルルカスト | 血漿中濃度が上昇 |
| プロスタグランジンD2受容体拮抗剤 | 非結合型分率が上昇 |
| トロンボキサンA2受容体拮抗剤 | 非結合型分率が上昇 |
| セラトロダスト | 非結合型分率が上昇 |
| ラマトロバン | 非結合型分率が上昇 |
| 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 | 皮膚の異常出血<斑状出血・紫斑等>、出血症状<胃腸出血等> |
| フルボキサミンマレイン酸塩 | 皮膚の異常出血<斑状出血・紫斑等>、出血症状<胃腸出血等> |
| 塩酸セルトラリン | 皮膚の異常出血<斑状出血・紫斑等>、出血症状<胃腸出血等> |
| アルコール<経口> | 消化管出血が増強 |
| ジドブジン製剤 | グルクロン酸抱合を阻害 |