処方薬
ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」
後発

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の基本情報

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の概要

商品名 ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」
一般名 ベラプロストナトリウム20μg錠
薬価・規格 13.5円 (20μg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 大原薬品
YJコード 3399005F1226
レセプト電算コード 621481301
識別コード ベラプロスト20オーハラ
添付文書PDFファイル

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の主な効果と作用

  • 肺血管の血液の流れをよくすることで、肺の血圧を下げる働きがあります。
  • 手足の痛みや冷えなどの症状を改善するお薬です。
  • 血小板の働きをおさえて血を固まりにくくし、また、血管をひろげて血液の流れをよくする働きがあります。
  • 肺高血圧症を治療するお薬です。

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の用途

  • 原発性肺高血圧症
  • 慢性動脈閉塞症の潰瘍の改善
  • 慢性動脈閉塞症の疼痛の改善
  • 慢性動脈閉塞症の冷感の改善

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、顔面潮紅、AST上昇、ALT上昇、貧血、白血球増多、発疹、湿疹、そう痒、眠気、ふらつき

起こる可能性のある重大な副作用

出血傾向、脳出血、消化管出血、肺出血、眼底出血、ショック、失神、意識消失、血圧低下、頻脈、顔面蒼白、嘔気、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、狭心症、心筋梗塞

上記以外の副作用

下痢、食欲不振、腹痛、嘔吐、口渇、胃不快感、γ-GTP上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、BUN上昇、血尿、潮紅、ほてり、のぼせ、動悸、トリグリセライド上昇、倦怠感、疼痛、関節痛、息苦しさ、耳鳴、発汗、冷汗、皮下出血、鼻出血、好酸球増多、血小板減少、白血球減少、過敏症、蕁麻疹、紅斑、めまい、立ちくらみ、もうろう状態、しびれ感、振戦、不眠、浮遊感、上腹部痛、胃潰瘍、胃障害、胸やけ、頻尿、浮腫、胸部不快感、胸痛、発熱、熱感、顎痛、気分不良、背部痛、頸部痛、脱毛、咳嗽、筋痛、脱力感

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の用法・用量

  • 〈慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善〉通常、成人には、ベラプロストナトリウムとして1日120μgを3回に分けて食後に経口投与する
  • 〈原発性肺高血圧症〉通常、成人には、ベラプロストナトリウムとして1日60μgを3回に分けて食後に経口投与することから開始し、症状(副作用)を十分観察しながら漸次増量する
  • 増量する場合には、投与回数を1日3~4回とし、最高用量を1日180μgとする
  • (用法及び用量に関連する注意)〈原発性肺高血圧症〉原発性肺高血圧症は薬物療法に対する忍容性が患者によって異なることが知られており、本剤の投与にあたっては、投与を少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血液凝固阻止剤 出血傾向を助長
ワルファリン 出血傾向を助長
抗血小板剤 出血傾向を助長
アスピリン 出血傾向を助長
チクロピジン 出血傾向を助長
血栓溶解剤 出血傾向を助長
ウロキナーゼ 出血傾向を助長
プロスタグランジンI2製剤 血圧低下を助長
エポプロステノール 血圧低下を助長
ベラプロスト 血圧低下を助長
エンドセリン受容体拮抗剤 血圧低下を助長
ボセンタン 血圧低下を助長

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ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」に関係する解説

プロスタグランジンI2製剤(プロスタサイクリン製剤)

  • ベラプロストNa錠20μg「オーハラ」は、プロスタグランジンI2製剤(プロスタサイクリン製剤)に分類される。
  • プロスタグランジンI2製剤(プロスタサイクリン製剤)とは、体内物質プロスタグランジンI2(プロスタサイクリン)を元に造られた製剤で、抗血小板作用、血管拡張作用などをあらわし、血流を改善させることなどによって冷感や疼痛などを生じる慢性動脈閉塞症や肺動脈の血圧が上昇し心臓や肺の機能障害をもたらす肺高血圧症などの治療に使われる薬。

プロスタグランジンI2製剤(プロスタサイクリン製剤)の代表的な商品名

  • ドルナー、プロサイリン
  • ケアロード、ベラサス
  • フローラン
  • トレプロスト
  • ベンテイビス
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