処方薬
ドボベットフォーム
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ドボベットフォームの基本情報

ドボベットフォームの概要

商品名 ドボベットフォーム
一般名 カルシポトリオール水和物・ベタメタゾンジプロピオン酸エステル噴霧剤
薬価・規格 170.9円 (1g)
薬の形状
外用薬 > 皮膚塗布剤 > 噴霧剤
外用薬 > 皮膚塗布剤 > 噴霧剤のアイコン
製造会社 レオ ファーマ
YJコード 2699802R1021
レセプト電算コード 622861501
添付文書PDFファイル

ドボベットフォームの主な効果と作用

  • かさぶた、赤み、発疹などの乾癬の症状を改善するお薬です。
  • 活性型ビタミンD3剤により、乾癬皮膚の細胞の増殖をおさえ、角質層が厚くなる症状をやわらげるとともに、ステロイド剤により、皮膚の炎症をおさえ、はれ、痛み、かゆみなどをやわらげる働きがあります。

ドボベットフォームの用途

ドボベットフォームの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

皮膚疼痛、毛包炎、膿疱性発疹、皮膚色素脱失、肝機能異常、白血球増加症、貧血、単純ヘルペス、末梢性浮腫、挫傷、尿中ブドウ糖陽性

起こる可能性のある重大な副作用

高カルシウム血症、倦怠感、脱力感、食欲不振、嘔吐、腹痛、筋力低下、急性腎障害、血清カルシウム上昇、血清クレアチニン上昇、BUN上昇

上記以外の副作用

過敏症、紅斑、発赤、皮膚そう痒、発疹、皮膚灼熱感、皮膚刺激感、皮膚炎、魚鱗癬様皮膚変化、皮膚乾燥、皮膚びらん、接触性皮膚炎、落屑、皮疹、皮膚腫脹、皮膚感染症、皮膚細菌感染症、伝染性膿痂疹、せつ、皮膚真菌症、皮膚カンジダ症、皮膚白癬、皮膚ウイルス感染症、皮膚色素沈着、膿疱性乾癬、ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎、ステロイド皮膚、皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑、多毛、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、ALP上昇、総ビリルビン上昇、尿中クレアチニン上昇、白血球減少、白血球増多、ヘモグロビン減少、リンパ球減少、単球増多、好中球減少、下垂体・副腎皮質系機能抑制、急性副腎皮質機能不全、尿中カルシウム上昇、血清リン上昇、血清リン低下、尿中リン低下、血清1α,25[OH]2D3上昇、血清1α,25[OH]2D3低下、乾癬リバウンド

ドボベットフォームの用法・用量

  • 通常、1日1回、患部に適量塗布する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 1週間に90gを超える使用は行わないこと
  • 7.2. 本剤による治療にあたっては経過を十分に観察した上で、使用開始後4週間を目安に本剤の必要性を検討し、漫然と使用を継続しないこと〔17.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ドボベットフォームの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • ウイルス皮膚感染症
    • 疥癬
    • 過敏症
    • けじらみ
    • 第2度深在性以上の熱傷
    • 動物性皮膚疾患
    • スピロヘータ皮膚感染症
    • 細菌皮膚感染症
    • 真菌皮膚感染症
    • 第2度深在性以上の凍傷
    • 潰瘍<ベーチェット病は除く>
    • 高カルシウム血症
    • 腎機能障害
    • 皮疹が広範囲
    • 皮膚バリア機能が低下し本剤の経皮吸収が増加

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ドボベットフォームの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ビタミンD 高カルシウム血症
ビタミンD誘導体製剤 高カルシウム血症
アルファカルシドール 高カルシウム血症
カルシトリオール 高カルシウム血症
タカルシトール 高カルシウム血症
マキサカルシトール 高カルシウム血症
シクロスポリン 高カルシウム血症

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンDを含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>

ドボベットフォームと主成分が同じ薬

  • 外用薬 > 皮膚塗布剤 > 噴霧剤のアイコン
    薬価 170.9円 (1g)
    薬の形状 外用薬 > 皮膚塗布剤 > 噴霧剤
    製造会社 レオ ファーマ
    先発
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ドボベットフォームに関係する解説

活性型ビタミンD3製剤(外用塗布薬)

  • ドボベットフォームは、活性型ビタミンD3製剤(外用塗布薬)に分類される。
  • 活性型ビタミンD3製剤(外用塗布薬)とは、乾癬の症状が出ている皮膚の細胞増殖を抑え、皮膚の赤みや盛りあがり、かさぶたが剥がれ落ちるなどの症状を和らげる薬。

活性型ビタミンD3製剤(外用塗布薬)の代表的な商品名

  • ボンアルファ
  • ドボネックス
  • オキサロール
活性型ビタミンD3製剤(外用塗布薬)についての詳しい解説を見る