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キックリン顆粒86.2%
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キックリン顆粒86.2%の基本情報

キックリン顆粒86.2%の概要

商品名 キックリン顆粒86.2%
一般名 ビキサロマー顆粒
薬価・規格 69.6円 (86.2%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 顆粒
内用薬 > 散剤 > 顆粒のアイコン
製造会社 アステラス製薬
ブランド キックリン顆粒86.2% 他
YJコード 2190032D1027
レセプト電算コード 622516401
添付文書PDFファイル

キックリン顆粒86.2%の主な効果と作用

  • 食物に含まれるリンと結合し、便とともに体の外へ排出することにより、リンの体内への吸収をおさえる働きがあります。
  • 血液中のリンを下げるお薬です。

キックリン顆粒86.2%の用途

キックリン顆粒86.2%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

腹痛、硬便、腹部不快感、腹部膨満、悪心、下痢、胃炎、痔核、便潜血陽性、皮膚そう痒症、血中副甲状腺ホルモン増加

起こる可能性のある重大な副作用

便秘、便秘増悪、虚血性腸炎、消化管出血、消化管潰瘍、吐血、下血、食道潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、結腸潰瘍、直腸潰瘍、腸管穿孔、腸閉塞、高度便秘、持続する腹痛、嘔吐、憩室炎、肝機能障害、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇

上記以外の副作用

下肢静止不能症候群、口渇、回転性めまい、発疹

キックリン顆粒86.2%の用法・用量

  • 通常、成人には、ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する
  • 以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7500mg(本剤8700mg)とする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈透析患者の場合〉次の基準を目安に投与量は、血清リン濃度が3.5~6.0mg/dLとなるよう、適宜増減する
  • 1). 〈透析患者の場合〉血清リン濃度が6.0mg/dLを超える:ビキサロマーとして1回250~500mg(本剤290~580mg)増量する
  • 2). 〈透析患者の場合〉血清リン濃度が3.5~6.0mg/dL:投与量を維持する
  • 3). 〈透析患者の場合〉血清リン濃度が3.5mg/dL未満:ビキサロマーとして1回250~500mg(本剤290~580mg)減量する
  • 〈保存期慢性腎臓病患者の場合〉投与量は、血清リン濃度を各施設の基準値内に維持するよう適宜増減する
  • 増量幅はビキサロマーとして1回あたりの用量で500mg(本剤580mg)までとする
  • 7.2. 本剤投与開始時又は用量変更時には、1~2週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい
  • 7.3. 増量を行う場合は1週間以上の間隔をあけて行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

キックリン顆粒86.2%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

キックリン顆粒86.2%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗てんかん剤<経口> 吸収を遅延あるいは減少
不整脈用剤<経口> 吸収を遅延あるいは減少
エナラプリル<服用> 血中濃度は約80%に低下、作用を減弱
アトルバスタチン<服用> 作用を減弱、血中濃度は約70~80%に低下
バルサルタン<服用> 作用を減弱、血中濃度は約30~40%に低下
シプロフロキサシン<経口> 作用を減弱、バイオアベイラビリティが低下
カンデサルタンシレキセチル<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
テルミサルタン<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
オルメサルタンメドキソミル<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
イルベサルタン<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
甲状腺ホルモン剤 甲状腺刺激ホルモン<TSH>濃度が上昇
レボチロキシン 甲状腺刺激ホルモン<TSH>濃度が上昇

キックリン顆粒86.2%と主成分が同じ薬

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    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 顆粒
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キックリン顆粒86.2%に関係する解説

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)

  • キックリン顆粒86.2%は、高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)に分類される。
  • 高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)とは、主に慢性腎臓病(CKD)の病態において、消化管内でリンを吸着し、リン排泄を促すことで高リン血症を改善し、動脈硬化や骨折などを予防する薬。

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)の代表的な商品名

  • レナジェル、フォスブロック
  • ホスレノール
  • キックリン
  • リオナ
  • カルタン
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