トライコア錠53.3mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
CK上昇、AST上昇、ALT上昇、肝機能検査値異常、ALP上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、抗核抗体陽性、発疹、皮膚そう痒感、蕁麻疹
起こる可能性のある重大な副作用
横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、肝炎、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、肝機能障害、ASTが継続して正常上限の2.5倍超、ASTが継続して100単位超、ALTが継続して正常上限の2.5倍超、ALTが継続して100単位超、膵炎、重度腹痛、嘔気、嘔吐、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇
上記以外の副作用
便秘、下痢、食欲不振、心窩部痛、胃部不快感、腎機能検査値異常、BUN上昇、クレアチニン上昇、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増多、白血球減少、好酸球増多、血小板増加、頭痛、めまい、全身倦怠感、動悸、多形紅斑、口内炎、鼓腸、胸やけ、筋痙攣、こわばり感、血小板減少、ふらつき、胆石症、胆のう炎、浮腫、発熱、勃起障害、頻尿、血中ホモシステイン増加、しびれ感、ほてり、腹痛、肝腫大、脱毛、光線過敏症、口渇、腹部膨満感、腫脹、下肢痛、味覚異常
トライコア錠53.3mgの用法・用量
- 通常、成人にはフェノフィブラートとして1日1回106.6mg~160mgを食後経口投与する
- 1日160mgを超える用量は投与しないこと
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 総コレステロール及びトリグリセライドの両方が高い高脂血症<2b及び3型>には、1日投与量を106.6mgより開始すること(なお、これらの高脂血症患者において、高血圧、喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターを有し、より高い治療目標値を設定する必要のある場合には1日投与量を159.9mg~160mg*とすること)
- *)159.9mgは53.3mg錠を3錠、160mgは80mg錠を2錠用いる
- 7.2. トリグリセライドのみが高い高脂血症<4及び5型>には、1日投与量53.3mgにおいても低下効果が認められているので、1日投与量を53.3mgより開始すること
- 7.3. 肝機能検査異常のある患者又は肝障害の既往歴のある患者には、1日投与量を53.3mgより開始すること〔9.3.2参照〕
- 7.4. 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがあるので、投与にあたっては患者の腎機能を検査し、血清クレアチニン値が2.5mg/dL以上の場合には投与を中止し、血清クレアチニン値が1.5mg/dL以上2.5mg/dL未満の場合は53.3mgから投与を開始するか、投与間隔を延長して使用すること〔2.3、9.2.1、9.2.2、11.1.1参照〕
- 7.5. 本剤はフェノフィブラートの吸収を高めるため、固体分散体化した製剤であり、本剤106.6mg(2錠)は微粉化フェノフィブラートカプセル製剤134mgと生物学的に同等である〔16.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
プラバスタチンナトリウム |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
シンバスタチン |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
フルバスタチンナトリウム |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
スルホニルウレア系薬剤 |
低血糖症<冷汗・強い空腹感・動悸等> |
グリベンクラミド |
低血糖症<冷汗・強い空腹感・動悸等> |
グリメピリド |
低血糖症<冷汗・強い空腹感・動悸等> |
シクロスポリン |
重症な腎機能障害 |