処方薬
トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」
後発

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の基本情報

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の概要

商品名 トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」
一般名 トリヘキシフェニジル塩酸塩散
薬価・規格 15.6円 (1%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 長生堂製薬
ブランド トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「CH」 他
YJコード 1169002B1116
レセプト電算コード 620120303
添付文書PDFファイル

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の主な効果と作用

  • 手のふるえや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの症状を改善するお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質アセチルコリン)の働きが活発になっているのをおさえ、脳内の神経伝達物質(ドパミン)とのバランスを調整する働きがあります。

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の用途

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

興奮、神経過敏、気分高揚、多幸症、見当識障害、眠気、運動失調、眩暈、頭痛、倦怠感、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、発熱、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、精神錯乱、幻覚、せん妄、閉塞隅角緑内障

上記以外の副作用

嘔吐、食欲不振、口渇、便秘、排尿困難、尿閉、過敏症、発疹、心悸亢進、眼調節障害、散瞳

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の用法・用量

  • 〈特発性パーキンソニズム及びその他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性)〉通常成人にはトリヘキシフェニジル塩酸塩として、第1日目1mg、第2日目2mg、以後1日につき2mgずつ増量し、1日量6~10mgを維持量として3~4回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈向精神薬投与によるパーキンソニズム・ジスキネジア(遅発性を除く)・アカシジア〉通常成人にはトリヘキシフェニジル塩酸塩として、1日量2~10mgを3~4回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤の投与は、少量から開始し、観察を十分に行い慎重に維持量まで増量すること
    • また、他剤から本剤に切り替える場合には、他剤を徐々に減量しながら本剤を増量するのが原則である
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 閉塞隅角緑内障
    • 胃腸管に閉塞性疾患
    • 開放隅角緑内障
    • 肝機能障害
    • 高血圧
    • 腎機能障害
    • 前立腺肥大
    • 尿路に閉塞性疾患
    • 頻拍傾向
    • 不整脈
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗精神病薬 悪性症候群、発熱、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下
抗うつ剤 悪性症候群、発熱、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下
ドパミン作動系抗パーキンソン病薬 悪性症候群、発熱、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下
抗コリン作用を有する薬剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス
フェノチアジン系薬剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス、本剤の作用が増強
三環系抗うつ剤 腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満、腹部の弛緩、腸内容物のうっ滞、麻痺性イレウス、本剤の作用が増強、精神錯乱・興奮・幻覚等の副作用が増強
中枢抑制剤 本剤の作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤の作用が増強
抗パーキンソン剤 精神神経系の副作用が増強
レボドパ 精神神経系の副作用が増強
アマンタジン 精神神経系の副作用が増強

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」に関係する解説

抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)

  • トリヘキシフェニジル塩酸塩散1%「CH」は、抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)に分類される。
  • 抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)とは、抗コリン作用により、脳内のドパミン作用を強め、パーキンソン病における手足の震えなどの症状や抗精神病薬によるパーキンソン症候群などを改善する薬。

抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)の代表的な商品名

  • アキネトン
  • アーテン
抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)についての詳しい解説を見る