処方薬
アウドラザイム点滴静注液2.9mg
先発
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの基本情報
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの概要
商品名 | アウドラザイム点滴静注液2.9mg |
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一般名 | ラロニダーゼ(遺伝子組換え)注射液 |
薬価・規格 | 95301.0円 (2.9mg5mL1瓶) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | サノフィ |
YJコード | 3959411A1020 |
レセプト電算コード | 620004418 |
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの主な効果と作用
- 体内に蓄積されたムコ多糖により起こる
症状 を改善するお薬です。 - 先天的に欠損または低下している
代謝 酵素 を補充する働きがあります。
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの用途
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
疼痛、発熱、体温変動感、頭痛、発疹、皮膚そう痒症、潮紅、悪心、腹痛、嘔吐、関節障害
起こる可能性のある重大な副作用
重篤なinfusion reaction、重度アナフィラキシー、呼吸障害
上記以外の副作用
関節痛、骨痛、低血圧、注射部位反応、アナフィラキシー、インフルエンザ様症候群、疲労、悪寒、浮腫、蒼白、浮動性めまい、反射亢進、歩行異常、錯感覚、片頭痛、異常感覚、皮膚障害、蕁麻疹、多汗、脱毛症、皮膚冷湿、静脈障害、下痢、消化不良、口内乾燥、歯肉増生、変色歯、筋力低下、ビリルビン血症、血清AST増加、血清ALT増加、心雑音、咳嗽、呼吸困難、低酸素症、頻脈、紫斑、頚部リンパ節症、激越、錯乱、体重増加、低カリウム血症、低マグネシウム血症、溢血、徐脈
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの用法・用量
- 通常、ラロニダーゼ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり0.58mgを週1回、点滴静注する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 日局生理食塩液で希釈した後に次を参考に投与すること
- 投与速度は初期値10μg/kg/時から開始し、患者の忍容性を十分確認しながら最初の1時間で15分ごとに段階的に上げ、200μg/kg/時以下で投与する
- 最大投与速度に達した後は、投与が完了するまでこの速度を維持し、2~3時間かけて投与すること〔8.1、8.2参照〕
- [体重7kg未満の患者]投与総量=50mL
- 1). 1mL/時(約10μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 2). 2mL/時(約20μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 3). 4mL/時(約50μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 4). 8mL/時(約100μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 5). 16mL/時(約200μg/kg/時)×3時間:投与終了までこの速度で投与する
- [体重7kg以上20kg以下の患者]投与総量=100mL
- 1). 2mL/時(約10μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 2). 4mL/時(約20μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 3). 8mL/時(約50μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 4). 16mL/時(約100μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 5). 32mL/時(約200μg/kg/時)×3時間:投与終了までこの速度で投与する
- [体重20kgを超える患者]投与総量=250mL
- 1). 5mL/時(約10μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 2). 10mL/時(約20μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 3). 20mL/時(約50μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 4). 40mL/時(約100μg/kg/時)×15分:バイタルサインを測定し、安定していれば次段階の速度にまで上げる
- 5). 80mL/時(約200μg/kg/時)×3時間:投与終了までこの速度で投与する
- 7.2. 本剤投与によりinfusion reaction(潮紅、発熱、頭痛、発疹等)が発現する可能性があり、これらの症状を軽減させるために、解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤またはその両方を本剤投与開始の60分前に前投与することが望ましい〔8.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アウドラザイム点滴静注液2.9mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください