じんけっかんきんしぼうしゅ
腎血管筋脂肪腫
腎臓に発生した脂肪・筋肉・血管で構成される良性腫瘍
1人の医師がチェック 16回の改訂 最終更新: 2026.04.13 斎木 寛・医師

腎血管筋脂肪腫の基礎知識

POINT 腎血管筋脂肪腫とは

腎臓に発生した脂肪・筋肉・血管で構成される良性腫瘍です。女性に多く、しばしば別の目的で受けた画像検査で偶然発見されます。良性腫瘍なので、周囲臓器を破壊することはありませんが、大きくなると、腹部膨満感(お腹の張り)、出血(血尿や腹痛)が見られます。腎臓の悪性腫瘍と見分ける必要があるので、CT検査やMRI検査を行います。良性腫瘍なので経過観察も可能ですが、腫瘍の大きさや症状の有無などで治療の必要性が判断されます。治療の選択肢には手術・薬物療法・カテーテル治療・凍結療法などがあります。腎血管筋脂肪腫の診療は主に泌尿器科で行われます。

腎血管筋脂肪腫について

  • 腎臓に発生した脂肪・筋肉・血管で構成される良性腫瘍
  • 良性腫瘍なので周りの臓器を破壊したり転移することは基本的にはない
  • 女性に多い
  • 結節性硬化症という病気にともなって起こることがある

腎血管筋脂肪腫の症状

  • 小さなうちは無症状のことが多い
  • 大きくなると、腹痛や腹部の張り、血尿など
  • 破裂すると強い腹痛の原因になる

腎血管筋脂肪腫の検査・診断

  • 問診
  • 身体診察
  • 血液検査
  • 画像検査
  • 超音波検査
  • CT検査
  • MRI検査

腎血管筋脂肪腫の治療法

  • 小さいうちは経過観察が選択される
  • 症状がある場合や大きな場合は積極的な治療を検討する
  • 手術(腎部分切除術)
  • カテーテル治療(選択的腎動脈塞栓術)
  • 薬物療法(mTOR阻害薬)
  • 凍結療法