炎症性腸疾患関連関節炎
潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患にともなって関節に症状が出た状態
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最終更新: 2026.02.15
炎症性腸疾患関連関節炎の基礎知識
POINT 炎症性腸疾患関連関節炎とは
潰瘍性大腸炎やクローン病などが含まれる炎症性腸疾患にともなって生じる関節の症状のことです。痛みや腫れが手足の関節や、背骨・骨盤の付け根に現れます。炎症性腸疾患関連関節炎の症状は関節リウマチや感染性関節炎などと似ているので、診察や血液検査などを用いて見分ける必要があります。治療では腸の病気のコントロールを行いつつ、鎮痛剤やリハビリテーションなどを行います。この病気は消化器内科や整形外科、膠原病アレルギー内科などが協力して診療を行います。
炎症性腸疾患関連関節炎について
炎症性腸疾患関連関節炎の症状
- 末梢型と体軸型に分類することが多い
- 末梢型:腕と脚の関節に起こるもの
- 複数の関節に症状が出ることが多い
- 一部に腸の病気の勢いと症状が関連するものがある
- 関節痛
腫脹 (腫れ)- 熱感
- 関節可動域の制限(関節の動かしにくさ)
- 体軸型:
背骨 と骨盤の一部の関節に起こるもの- 腸の病気の勢いとはあまり関係がないものが多い
- 腰痛・臀部痛
- 1日の中で症状の変動が目立つ
- 安静にするより動かした方が症状が軽くなることがある
炎症性腸疾患関連関節炎の検査・診断
問診 ・診察- 血液検査:
炎症 の程度や貧血の有無、他の病気との区別に使う - 画像検査:
レントゲン 検査やMRI 検査 - 関節液の
穿刺 :炎症の程度や感染の有無を調べる
炎症性腸疾患関連関節炎の治療法
- 腸の病気をコントロール
対症療法 :鎮痛剤の使用、関節にストロイドの注射- リハビリテーション