へばーでんけっせつ
へバーデン結節
手指の第1関節(指の一番先端の関節)が腫れたり、曲がったりして、時には痛みを伴う状態。40歳代以降の女性に多い
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最終更新: 2022.03.23
へバーデン結節の基礎知識
POINT へバーデン結節とは
手指の第一関節(一番指先に近い関節)が腫れて変形し、動かしにくくなる病気です。人差し指から小指にかけて出来ることが多いですが、親指に出来ることもあります。原因不明の病気ですが、40歳代以降の女性に多くみられ、手を多く使う人がかかりやすいと考えられています。ヘバーデン結節の診断には、手指の見た目や、必要に応じてレントゲン(X線)検査を行います。治療は痛みや変形の程度に応じて、痛み止めやサポーター、テーピングなどで行います。関節注射や手術を行う場合もあります。ヘバーデン結節が心配な方や治療したい方は整形外科を受診してください。
へバーデン結節について
へバーデン結節の症状
- 人差し指から小指の第1関節が赤く腫れる、曲がる
- 痛みを伴うこともある
へバーデン結節の検査・診断
へバーデン結節の治療法
- 自然経過で痛みは次第におさまっていくことが多い
- 腫れや変形は残ってしまうことも多い
- テーピングやサポーターで固定することで痛みが和らぐ
- 痛みが強ければ湿布(消炎鎮痛薬)や痛み止めの飲み薬を使う
- 関節注射を行う場合もある
- 半年以上様子を見ていても治らない、変形が強いなどの場合には、まれだが手術も考慮される
- 関節固定術:第1関節を軽く曲げた状態で固定する。痛みを取り除くことができる
- 関節形成術:変形した骨(
骨棘 )を切除するのみ。治療効果が確実ではない