ろこもてぃぶしんどろーむ
ロコモティブシンドローム
加齢や関節の病気、筋肉や骨の弱化などによって起こる要介護状態
3人の医師がチェック
41回の改訂
最終更新: 2023.01.05
Beta ロコモティブシンドロームのQ&A
脊椎圧迫骨折や脊柱の変形(高度の脊椎後弯(猫背)、側弯)
大腿骨頚部骨折を含む足の骨折
骨粗しょう症
変形性関節症
腰部脊柱管狭窄症
脊髄の障害(脊髄損傷、頚椎症性脊髄症)
神経・筋疾患
関節リウマチなどの関節炎
糖尿病などの内科疾患や外傷による下肢の切断
長期の寝たきりによる運動機能の低下
転倒を頻回に繰り返す
片足立ち時間(目を開けた状態)のできる時間が15秒未満
- 左右の足で行い、計測時間が短かった方で診断する
3m timed up and go testが11秒以上かかる
- 椅子に座った状態から3m先のコーンなどの目印で折り返し、着席するまでの時間を計測
大腿四頭筋(太ももの前側)の筋力強化
片足立ちの練習(転倒しないよう気をつける必要あり)
立ち上がり訓練(片足または両足)
ロコモティブシンドロームと運動器不安定症の違いとは?
ロコモティブシンドロームは運動器不安定症を含む概念であり、運動器不安定症は何かしらの運動器の病気になったものを指すのに対し、ロコモティブシンドロームは病気になる前の移動能力低下している状態も含めた概念です。
運動器不安定症の診断方法について教えてください
診断基準としては、以下のような運動機能障害をきたす病気になったことがある、もしくは現在運動機能障害に困っている方で、日常生活自立度または運動能力が一定水準を下回っているということがあります。これを満たす場合に運動器不安定症と診断されます。
◎運動機能障害をきたす病気
◎日常生活自立度のランクがJまたはAであり、かつ要支援、要介護1、または要介護2の場合
◎運動機能が以下の2つの項目のうち1つでも当てはまる場合
どんな治療を行いますか?
各病気に合わせた治療をそれぞれ行います。また移動能力を向上させ、転倒を予防するために運動療法を行います。具体的な運動療法としては以下のような訓練が挙げられます。