せきぜんそく
咳喘息
長引く咳を唯一の症状とする喘息の一種。それまで喘息と診断されていなくても、咳喘息を発症することがある
4人の医師がチェック 25回の改訂 最終更新: 2018.08.07

咳喘息の基礎知識

POINT 咳喘息とは

咳喘息は気管支喘息と同じく気道(口から肺までの空気の通り道)が過敏な状態になって、しつこい咳の出る病気です。気管支喘息に特徴的な気道の狭窄音(特に息を吐いた時に目立つヒューヒュー、ゼーゼーといった音)が聴かれないのが特徴です。主な症状は乾いた咳になります。 咳が3週間以上続くことと、気管支拡張薬が有効であることから診断することが多いです。胸部レントゲンや胸部CTなどの画像検査では目立った異常が見られないことも特徴になります。治療は吸入ステロイド薬や気管支拡張薬を中心に行います。咳喘息が心配な人や治療したい人は、呼吸器内科を受診して下さい。

咳喘息について

  • 長引く咳を唯一の症状とする喘息の一種
    • それまで喘息と診断されていなくても、咳喘息を発症することがある
    • 気道が刺激に対して敏感になっており、何らかの刺激に対して気道が収縮することで咳が起こる
  • 以下のような刺激が原因となりやすい
    • 気道の感染(かぜなど)
    • 冷たい空気
    • 運動
    • たばこの煙
    • 雨天や湿度の上昇
    • 花粉や黄砂
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咳喘息の症状

  • 長引く咳が起こる
    • 3週間以上続いていることが診断の目安の一つ
    • 早朝や寝るときに悪化する場合が多いが、日中の方が症状が強いケースもある
    • 痰はあまり絡まないことが多い
  • 気管支喘息で起こる呼吸困難や喘鳴(ひゅーひゅー、ぜーぜー、という呼吸音)などは起こらない
  • 治療薬である気管支拡張薬が有効であるということも咳喘息の特徴
症状の詳細

咳喘息の検査・診断

  • 診断基準はないが、以下が満たされているときに診断されることが多い
    • 喘鳴のない咳が数週間以上続いていること
    • 気管支拡張薬が有効なこと
    • 他の咳が長引く病気ではなさそうであること
  • 胸部レントゲンCT検査などの画像検査では異常は認められない
検査・診断の詳細

咳喘息の治療法

  • 治療は吸入ステロイド薬を中心に行う
  • 症状が強い場合には、吸入ステロイドの用量を増やしながら以下のような薬剤を併用する
    • 長時間作用型β2刺激薬
    • ロイコトリエン受容体拮抗薬
    • テオフィリン製剤
  • 大人では30%から40%程度の患者で、咳喘息から気管支喘息へ移行すると報告されている
  • 症状が治まれば治療は中止できる
    • 咳が季節によるものであれば、季節が変わるごとに治療を中断して様子を見る
    • 咳が一年中持続するような場合は、継続的な治療が必要になることもある
治療法の詳細

咳喘息が含まれる病気

咳喘息のタグ

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