がんきゅうはれつ
眼球破裂
大きな衝撃が目に加わったり、鋭いものが眼球に刺さることで、眼球を覆う膜(角膜や強膜)の一部が破れた状態
4人の医師がチェック 17回の改訂 最終更新: 2017.12.06

眼球破裂の基礎知識

眼球破裂について

  • 大きな衝撃が目に加わったり、鋭いものが眼球に刺さることで、眼球を覆う膜(角膜や強膜)の一部が破れた状態
  • 事故やスポーツ、けんかなどが主な原因
  • 眼球の破裂の確認だけでなく、眼の中に異物が残っていないかを確認する必要がある

眼球破裂の症状

  • 目の痛みや視力の低下が起こる
    • 重症の場合は失明に至るので、眼に圧力がかかった後に違和感を感じたら医療機関にかかる必要がある

眼球破裂の検査・診断

  • 問診に加えて、視診を行う
  • CT検査や超音波検査などで眼球の状態を確認する

眼球破裂の治療法

  • 眼球破裂が確認できれば、速やかに手術で修復を検討する
    • 軽症の場合は、治療用コンタクトを装填することで眼球が回復する
    • 重症の場合は、1回目の手術から1-2週間程度おいてから2度目の手術を行うことがある
    • 初診時では視力の回復の程度を予想することは難しく、経過を追う必要がある
  • 眼球に異物がある場合はそれを併せて除去する
  • 傷がついた部位から感染を起こすことがあり、感染が確認されたら速やかに抗菌薬治療を開始する

眼球破裂の経過と病院探しのポイント

眼球破裂が心配な方

眼球破裂とは、事故やけんかなどで、大きな衝撃や鋭いものが眼球に刺さることで、眼球を覆う膜の一部が破れた状態で、目の痛みや視力の低下が起こします。

上記のような状況で受診を希望される場合には、最初に受診するのは眼科、救急科になります。夜間などで眼科が診療時間外の場合や、救急車を呼んだ場合は救急科の受診になります。眼球破裂は、なるべく早期の受診が望まれる疾患であり、救急科の受診でも問題ありません。また、今までどのような病気をしたことがあるかの情報よりも、どのように怪我をしたのかが重要な情報となるため、必ずしもかかりつけからの診療情報提供書(紹介状)が必要な疾患ではありません。

眼球破裂の診断は、問診と診察、CT検査で行います。CT検査は眼科クリニックでは、実施できないところが多いですが、問診と診察から眼球破裂が疑われば、CTが検査が可能な総合病院を紹介してもらえるため、最初はクリニックの受診でも可能です。

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眼球破裂でお困りの方

眼球破裂の診断がつけば、速やかに手術が行われます。手術は専門的な技術と設備が必要なため、クリニックでなく、総合病院でなければ実施できないことが多いです。総合病院であればどの病院でも、眼球破裂に対しては最低限レベルの手術を実施できると考えてよいでしょう。むしろ、緊急疾患であるため、手術できる病院をゆっくりと選ぶ余地はあまりないかもしれません。

重症の眼球破裂の場合は、失明することもありえます。初診時には視力の回復の程度を予想することは難しいため、ある一定期間は継続的な受診が必要となります。継続受診は基本的に手術を行った病院で行われますが、自宅から遠い病院で手術を受けたなどで別の近くの病院の受診を希望される場合は、元の病院から診療情報提供書(紹介状)を作成してもらうことも可能です。

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