きゅうせいふくびくうえん
急性副鼻腔炎
細菌感染などが主な原因で生じる副鼻腔の急に起こる炎症
15人の医師がチェック 130回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 急性副鼻腔炎のQ&A

    副鼻腔炎とは何ですか。

    顔の骨の中にある副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)に炎症が起こり、様々な症状が出る病気です。副鼻腔炎は鼻腔の炎症も伴っていることがほとんどなので、鼻副鼻腔炎ということもあります。臨床的には急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎とに区別されます。

    急性副鼻腔炎の原因、メカニズムについて教えて下さい。

    いわゆる「かぜ」に引き続いて副鼻腔に炎症が起きるのが急性副鼻腔炎です。

    急性副鼻腔炎は、他人にうつる病気ですか?

    かぜの原因となるウィルスや細菌が人にうつりやすいという点からは、家族などの濃厚接触者は注意が必要です。

    風邪の他にも急性副鼻腔炎になる原因はありますか?

    歯が原因で起こる歯性上顎洞炎があります。

    急性副鼻腔炎は、遺伝する病気ですか?

    感染が主な原因であり、遺伝的要因はありません。

    急性副鼻腔炎の症状について教えてください

    かぜ症状から引き続き、鼻閉、膿性鼻汁、後鼻漏、頬や鼻根部の痛み、前頭部や後頭部の痛み、眼痛、頭痛、発熱などがある場合に、急性副鼻腔炎が発症したと考えられます。

    急性副鼻腔炎の、その他の症状について教えて下さい

    鼻粘膜の腫脹や嗅神経に炎症が及ぶことで、嗅覚障害が起きることがあります。

    急性副鼻腔炎が重症化すると、どのような症状が起こりますか?

    炎症が副鼻腔の周囲に波及すると、眼窩合併症として視力低下や眼球突出、頭蓋内合併症として脳膿瘍や硬膜外膿瘍、硬膜下膿瘍などが起きます。

     治癒が長引く場合に、慢性副鼻腔炎に移行する場合があります。

    急性副鼻腔炎の診断方法について教えて下さい

    その特徴的な症状から診断は容易につく場合が多いですが、鼻腔の内視鏡検査、副鼻腔のレントゲン検査やCT検査で確認することもあります。鼻汁の細菌検査で原因菌と薬剤感受性を調べることもあります。

    急性副鼻腔炎の治療法について教えて下さい

    薬物療法、鼻副鼻腔に対する処置治療など保存的治療が主となります。

    急性副鼻腔炎の治療薬はどのようなものですか?

    細菌感染に対しては抗生物質、粘膜の炎症に対しては消炎酵素剤や消炎鎮痛剤、粘膜の腫脹による鼻閉に対しては血管収縮性の点鼻薬や抗ヒスタミン薬などを使います。

    急性副鼻腔炎の処置について教えて下さい

    鼻腔粘膜の腫脹をとるために鼻にスプレーで薬剤を噴霧し、専用の器具を使って鼻洗浄と鼻汁吸引や薬の注入、ネブライザー療法を行います。副鼻腔に溜まった膿汁が簡単に出てこない場合には特殊な器具を使って副鼻腔の洗浄を行うこともあります。

    急性副鼻腔炎で手術を行うことはありますか?

    眼窩内合併症や頭蓋内合併症が起きている場合には、副鼻腔炎の手術が必要となることがあります。

    急性副鼻腔炎では入院が必要ですか?通院はどの程度必要ですか?

    手術が必要な重い合併症のあるような場合を除いては、外来通院で治療をします。急性症状は1週間前後で良くなりますが、長引く場合は2-3ヶ月間にわたり症状が続く場合もあります。

    急性副鼻腔炎に関して、日常生活で気をつけるべき点について教えて下さい。

    症状が長引く場合や,繰り返して急性副鼻腔炎を起こす人は慢性化するケースがありますから、症状が無くなるまで治療を継続する必要があります。

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