4剤で治療する場合(基本治療期間6ヶ月:6ヶ月以上に延長する場合がある)
最初の2ヶ月
イソニアジド + リファンピシン + エタンブトール + ピラジナミド
イソニアジド + リファンピシン + ストレプトマイシン + ピラジナミド
ストレプトマイシン(注射)
投薬期間の目安
2か月
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/1回 |
50≧CCR≧10 | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/2日に1回 |
10>CCR | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/3-4日に1回 |
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次の4-5ヶ月
イソニアジド + リファンピシン
3剤で治療する場合(基本治療期間9ヶ月::9ヶ月以上に延長する場合がある)
最初の2ヶ月
イソニアジド + リファンピシン + エタンブトール
イソニアジド + リファンピシン + ストレプトマイシン
ストレプトマイシン(注射)
投薬期間の目安
2か月
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) | 1回投与量/1日投与回数 |
---|---|
CCR>50 | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/1回 |
50≧CCR≧10 | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/2日に1回 |
10>CCR | 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/3-4日に1回 |
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次の7ヶ月
イソニアジド + リファンピシン
ストレプトマイシンの注意
ストレプトマイシンはあまり第一選択として使用されることは多くなく、眼科的に問題があるためにエタンブトールが使用できない場合に用いることが多い
HIV治療中の注意
HIVの治療をしている場合は、リファンピシンなどはHIV治療薬と相互作用があるので専門家に相談する方が良い
治療効果に乏しい場合
治療効果に乏しい場合は治療期間を延長する必要がある。治療効果の乏しい目安は以下である
- 肺に空洞ができている(結核菌に活動性がある)
- 痰の塗抹検査で結核菌が見えている(結核菌の量が多い)
*抗結核薬の効きにくい耐性菌が検出された場合は専門家に相談することが望ましい