ふくへきへるにあ
腹壁ヘルニア
腹の筋肉の弱い部分に、お腹の内臓が腹膜に包まれたままはまりこむ状態
4人の医師がチェック 75回の改訂 最終更新: 2018.08.27

腹壁ヘルニアの基礎知識

POINT 腹壁ヘルニアとは

お腹のことを腹壁をと呼ぶことがあります。 腹壁ヘルニアは腹壁をつくる筋肉に弱い部分ができて、その部分が膨らんで腸や大網が入り込んだ状態のことを指します。先天異常として起こることもあれば、手術の後遺症として起こることもあります。無症状のこともあれば、腹痛や違和感を感じる程度のこともありますが、腸がはまり込んで動きが悪くなることもあります。腸の動きが悪くなると強い腹痛やお腹の張り感などの腸閉塞の症状が現れます。腹壁ヘルニアによる腸閉塞が疑われる場合は超音波検査やCT検査を用いて診断が行なわれて、状態が詳しく調べられます。そして、腸の血流が悪くなっていると考えられる場合には緊急手術が行なわれます。お腹の一部が膨らんでいる人は腹壁ヘルニアが起こっているかもしれません。症状の有無に関わらず消化器外科や消化器内科を受診して調べてもらってください。

腹壁ヘルニアについて

  • 腹の筋肉の弱い部分に、お腹の内臓が腹膜に包まれたままはまりこむ状態
  • 腹部の手術により腹壁の筋膜に傷がついたり、腹圧がかかると腹壁の弱い部分から内蔵、腸が突出することで起こる
    • 先天性(生まれつき)の場合もある
  • 男性に多い

腹壁ヘルニアの症状

  • 軽症の場合
    • 腹痛(鈍い痛み)
    • 腹部違和感 など
  • 重症の場合
    • 腸閉塞症状
      ・激しい腹痛
      ・吐き気
      ・嘔吐   など

腹壁ヘルニアの検査・診断

  • 視診、触診:腹部のヘルニアの有無を調べる
  • 腹部超音波検査:腹部のヘルニアの有無を調べる
  • 腹部CT検査:腹部のヘルニアの有無と程度を調べる

腹壁ヘルニアの治療法

  • 手で押して戻らない場合には、手術ではまり込んだ腸を元に戻すこともある
  • はまり込んだ部分が、痛くなったり赤くなったりする場合は、緊急で手術を行う

腹壁ヘルニアのタグ

腹壁ヘルニアに関わるからだの部位

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