きがいしゅうしゅく

期外収縮

本来の心拍リズムよりも、先走って起こる心臓の異常な収縮。不整脈の一種

病気に関連する診療科の病院を探す
7人の医師がチェック 67回の改訂 最終更新: 2017.07.21

期外収縮の基礎知識

POINT期外収縮とは

期外収縮は本来の脈が起こる前に異常な心臓の電気刺激が起こる病気です。心筋梗塞や心筋症などの心臓の病気が原因になることもあれば、自律神経の乱れが原因になることもあると考えられています。期外収縮があまり起こらないうちに症状を自覚することはあまりありませんが、期外収縮が起こる回数が増えると動悸や息切れを自覚することがあります。また、期外収縮が長い時間連続すると失神することもあります。 症状や身体診察に加えて、心電図検査や心臓エコー検査を用いて診断します。治療には薬物治療やカテーテルアブレーションを行います。期外収縮が心配な人や治療したい人は、循環器内科を受診して下さい。

期外収縮について

  • 本来の心拍リズムよりも、先走って起こる心臓の異常な収縮
    • 正常のリズムではないため、十分な血液を心臓に充填できないまま全身に送り出そうとし、正常な循環が維持できなくなる
    • 頻度の高い不整脈
  • 主な原因
    • 自律神経内臓の活動を調整している神経。交感神経と副交感神経を併せた総称の興奮
      ・加齢、アルコール、珈琲、タバコ、不眠、緊張、ストレス、疲労などが引き金となりやすい
    • 心臓の病気
      心筋梗塞心筋症弁膜症心不全、など
  • 異常な心拍の発生源が心房か心室かで分類される
    • 心房(心臓上部):上室性期外収縮
    • 心室(心臓下部):心室期外収縮

期外収縮の症状

  • 症状が出ないことも多い
  • 頻繁に起こるようになると、脈がとぶ・胸部の違和感・動悸心臓や太い動脈の脈拍を自覚すること。精神的な緊張や運動だけでなく、ホルモンバランスの異常や貧血など、様々な病気の症状として起こる・息切れなどが起こる

期外収縮の検査・診断

  • 心臓の動きや大きさなどを調べる
    • 心電図心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査
      ホルター心電図首からかけられるサイズの心電図計を丸一日間着用して、心臓の状態を調べる検査。通常の心電図検査よりも情報量が多い:24時間測定できる機械を体に付けて、特徴的な不整脈の波形がないかなどを調べる
    • 心臓超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、心臓の状態を調べる検査
    • 胸部レントゲン X線(放射線)によって撮影する画像検査の一種で、心臓や肺、骨などの状態を調べるために行われる検査(X線X線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査写真)
  • 必要に応じて心臓カテーテル細く長い管(カテーテル)を血管内に入れて、心臓の状態を詳しく調べる検査。心筋梗塞などの病気で行われることが多い検査でより詳しい検査を行う

期外収縮の治療法

  • 症状がなければ特に治療の必要はない
    • 生活指導を行うことがある
  • 症状がある場合の治療
    • 薬物治療
      ・抗不整脈
      抗不安薬向精神薬の一種で、睡眠薬としても使われる。バルビツール酸系、ベンゾジゼピン系、非ベンゾジゼピン系などがある
    • カテーテル治療カテーテルと呼ばれる細い管を、腕や脚の付け根の血管から挿入し、治療したい部位の近くまで血管内を進めて治療する方法
      カテーテルアブレーションカテーテルを用いた不整脈の治療法で、心臓の筋肉の一部を電気で焼き切るもの:異常なリズムを作る回路を焼き、正常なリズムのみ心臓に広がるようにする

期外収縮が含まれる病気


期外収縮のタグ


期外収縮に関わるからだの部位