きがいしゅうしゅく
期外収縮
本来の心拍リズムよりも先走って心臓が収縮する状態。不整脈の一種
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最終更新: 2021.03.11
期外収縮の基礎知識
POINT 期外収縮とは
期外収縮は、本来の脈が起こる前に異常な心臓の電気刺激が起こる病気です。心筋梗塞や心筋症などの心臓の病気が原因になることもあれば、自律神経の乱れが原因になることもあると考えられています。期外収縮の回数が少ないうちは症状を自覚することはあまりありませんが、回数が増えると動悸や息切れを自覚することがあります。また、期外収縮が長時間連続すると失神することもあります。 症状や身体診察に加えて、心電図検査や心臓超音波検査(エコー検査)を用いて診断します。治療には薬物治療やカテーテルアブレーションを行います。期外収縮が心配な人や治療したい人は、循環器内科を受診して下さい。
期外収縮について
期外収縮の症状
- 症状が出ないことも多い
- 頻繁に起こるようになると、脈がとぶ・胸部の違和感・
動悸 ・息切れなどを自覚する
期外収縮の検査・診断
- 心臓の動きや大きさなどを調べる
心電図検査 ホルター心電図 :24時間測定できる機械を体に付けて、特徴的な不整脈の波形がないか調べる
心臓超音波検査 (エコー 検査)胸部X線検査 (レントゲン 検査)
- 必要に応じて
心臓カテーテル 検査でより詳しい検査を行う
期外収縮の治療法
- 症状がなければ特に治療の必要はない
- 生活指導を行うことがある
- 症状がある場合の治療
- 薬物治療
- 抗不整脈薬
抗不安薬
カテーテル治療 カテーテルアブレーション :異常なリズムを作る回路を焼き、正常なリズムのみが心臓に広がるようにする
- 薬物治療