へんとうしゅういえん、へんとうしゅういのうよう
扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍
のどに菌が感染することによる炎症。感染によって膿のかたまりが作られると、扁桃周囲膿瘍と呼ばれる状態になる
10人の医師がチェック 113回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍についての医師コメント

扁桃炎と扁桃周囲膿瘍は重症度が違います。扁桃周囲膿瘍は、悪化すると嚥下障害や呼吸障害を伴うことがあり、生命の危険が高くなります。膿瘍とは、体の一部に膿が溜まっている状態で、扁桃周囲膿瘍の場合は扁桃周囲の粗な組織にうみが貯まるため、周りに広がりやすく、重症化すると膿が頚部から胸部(心臓の周囲や食道の周囲など)に広がり、呼吸困難や広範囲の炎症により生命の危険をきたす場合があります。とくに糖尿病のある人では、感染が悪化しやすく抗菌薬投与のみでは治療が難しい場合がほとんどです。早めに「切開排膿」といって、扁桃周囲を切開して、溜まった膿を出すことが改善の近道です。重症例の場合は、気管切開と切開排膿を同時に行うこともあります。また、施設によっては扁桃周囲膿瘍の状態で、扁桃摘出術を行い排膿処置も行うという膿瘍扁摘を行っているところもあります。扁桃周囲膿瘍になったことがある患者さんに対しては、くり返さないように扁桃摘出をすることをおすすめしています。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.09