うきょうしん
右胸心
先天的に心臓が体の右側にある状態
7人の医師がチェック 43回の改訂 最終更新: 2017.12.06

右胸心の基礎知識

POINT 右胸心とは

右胸心は本来身体のやや左側に存在する心臓が生まれつき右側に存在する病気です。心臓だけが左右逆転している場合と心臓を含めたすべての臓器が左右逆転している場合があります。軽症であれば自覚症状はありませんが、進行すると息切れ・荒い呼吸・チアノーゼといった症状が起こります。 症状や身体診察に加えて、画像検査や超音波検査を用いて診断します。何かしらの症状が出ていない場合は無治療で様子を見ますが、強い症状が出てきた場合はそれに応じた治療を行います。右胸心が心配な人や治療したい人は、小児科・小児外科・循環器内科を受診して下さい。

右胸心について

  • 先天的に体の右側に心臓がある状態
    • 心臓だけが左右逆転している場合と、心臓を含めた全ての臓器が逆転している場合(全内臓逆位)がある
      ・全内臓逆位は、5,000人に1人程度の割合で起こる
      ・その内、先天性心疾患合併する割合は5%前後
      ・全内臓逆位に関しては、遺伝子異常との関連性が指摘されている
      カルタゲナー症候群が有名である

右胸心の症状

  • 通常、右胸心のみでは症状はない
    • 先天性心疾患合併すると呼吸困難やチアノーゼ、成長障害など起こる場合がある

右胸心の検査・診断

  • 胸部レントゲン検査(X線写真)
    • 心臓の位置と心不全がないかを確認する
  • 心臓超音波心臓エコー)検査
    • 弁膜症などが生まれつき併存していないかどうか確認する

右胸心の治療法

  • 右胸心以外の心疾患を合併していなければ治療の必要はない
    • 心臓の異常ために重要な臓器が正しく機能できないのであれば、心臓の手術を行う
  • 脾臓が欠損していたり正しく機能していない場合は、感染を防ぐために抗生物質を使用することがある
  • 心臓が身体の右側に配置されていると、消化系での閉塞の可能性が高まる
    • これは右胸心により胃腸が正しく発達しない腸回転異常と呼ばれる状態を起こすことがあるためである 
    • 閉塞を治すには手術が必要となる


右胸心のタグ


右胸心に関わるからだの部位

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