うきょうしん
右胸心
先天的に心臓が体の右側にある状態
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最終更新: 2023.04.04
右胸心の基礎知識
POINT 右胸心とは
右胸心は本来身体のやや左側に存在する心臓が生まれつき右側に存在する病気です。心臓だけが左右逆転している人と心臓を含めたすべての臓器が左右逆転している人がいます。軽症であれば自覚症状はありませんが、進行すると息切れ・荒い呼吸・チアノーゼといった症状が起こります。症状や身体診察に加えて、画像検査や超音波検査を用いて診断します。何かしらの症状が出ていない場合は無治療で様子を見ますが、強い症状が出てきた場合はそれに応じた治療を行います。右胸心が心配な人は、小児科・小児外科・循環器内科を受診して下さい。
右胸心について
右胸心の症状
- 通常、右胸心のみでは
症状 はない- 先天性心疾患が
合併 すると呼吸困難やチアノーゼ 、成長障害など起こる場合がある
- 先天性心疾患が
右胸心の検査・診断
右胸心の治療法
- 右胸心以外の心疾患を
合併 していなければ治療の必要はない- 心臓の異常ために重要な臓器が正しく機能できないのであれば、心臓の手術を行う
脾臓 が欠損していたり正しく機能していない場合は、感染を防ぐために抗生物質 を使用することがある- 心臓が身体の右側に配置されていると、消化系での閉塞の可能性が高まる
- これは右胸心により胃腸が正しく発達しない腸回転異常と呼ばれる状態を起こすことがあるためである
- 閉塞を治すには手術が必要となる
右胸心のタグ
右胸心に関わるからだの部位

