ふくびくうのうほう
副鼻腔のう胞
副鼻腔にのう胞が生じ、それが大きくなりながら骨を圧迫したり、壊したりする
7人の医師がチェック 75回の改訂 最終更新: 2017.07.21

副鼻腔のう胞の基礎知識

POINT 副鼻腔のう胞とは

顔の骨にある副鼻腔という空間に、液体成分を含んだ袋(のう胞)ができる状態です。原因は、以前の副鼻腔炎の手術(歯茎を切る手術)が最も多く、その他に顔面の怪我や感染などです。のう胞は徐々に大きくなり、まわりの骨を圧迫、破壊し、ゆっくり症状が進行します。症状はのう胞の場所で異なります。鼻や目、額のあたりの鈍い痛みが起きたり、目が見えにくくなったり、かすんだり、複視(物が二重に見えること)が起こります。診断はCT検査などの画像検査を行います。治療は感染して痛みを伴う場合は、抗菌薬や痛み止めを使用し、痛みや感染などを繰り返す場合は、手術でのう胞を取り除きます。視力低下や複視などの症状がでた場合は失明することがありますので、2日以内に耳鼻咽喉科に受診しましょう。

副鼻腔のう胞について

  • 副鼻腔(顔の骨にある空洞)にのう胞が生じ、それが大きくなりながら骨を圧迫したり、壊したりする
  • 以下のことが原因で起こる
    • 感染などの炎症
    • 外傷
    • 手術
  • 手術後のう胞が発生するものが全体の2/3を占める
    • 残りの1/3は原因不明
  • 経過がゆっくりで、症状が出るのはだいぶ進行してからとなる

副鼻腔のう胞の症状

  • 前頭部から鼻周囲の鈍い痛み
  • 眼の周囲の痛み
  • 眼が前方に飛び出ているかのように大きく見える
  • 眼の動きの障害によって、複視、視力障害、失明などにつながることがある

副鼻腔のう胞の検査・診断

  • 画像検査:のう胞の大きさや位置などを調べる
    • 頭部CT検査
    • 頭部MRI検査

副鼻腔のう胞の治療法

  • 痛みを抑えるためNSAIDs(鎮痛薬)を使う
  • 感染が起こっている場合は抗菌薬を使用したり排ドレナージを行う
    • セフェム系抗菌薬
    • ニューキノロン系抗菌薬   など
  • 感染などの状態が落ち着いていれば内視鏡を使ってのう胞を取り除く手術を行う
  • 再発率は5-10%


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