しょうじしょう
小耳症
生まれつき、耳たぶが小さかったり、耳たぶがない病気
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最終更新: 2017.12.06
小耳症の基礎知識
POINT 小耳症とは
生まれた時から、通常よりも耳(外にでている外耳の部分)が小さい状態です。90%は片方のみにできます。外耳のみの変形ではなく、音の通り道(外耳道)が塞がったり、狭くなることがあり、難聴の原因となります。診断は視診で可能ですが、必要に応じて聴力検査や画像検査を行います。治療は程度により外耳道や外耳を作る手術を行います。手術は耳鼻咽喉科や形成外科で行います。
小耳症について
- 生まれた時から耳たぶが通常よりも小さい、あるいは耳たぶがない状態
- 人口1-2万人に1人に
発症 する- 男性にやや多い
症状 の程度によって、4つのタイプに分ける- 第1度小耳症:ある程度正常な耳の形を成しているが小さい
- 第2度小耳症:耳の形は一部が残存している
- 第3度小耳症:耳の形を成しておらず、
軟骨 と皮膚が残っているのみ - 無耳症:
耳介 (耳の外側の部分)が欠けている
- 片側に出来る事が多い(両側は全体の10%)
小耳症の症状
- 主な
症状 - 耳の変形
- 第1度小耳症ではほとんど聴力に問題ない
- 音の通り道(外耳道)が塞がったり狭くなっていると、聴力の低下が起こる
- 第一第二鰓弓症候群を
合併 し、以下の症状が現われる場合もある- 小耳症がある方の顎の骨が小さくなる(顔面の非対称)
- 顔面神経麻痺の併発
小耳症の検査・診断
- 診断の上では特に検査を必要としない
- 聴力が落ちていることがあるので、聴力がどの程度あるかを確認する必要がある
小耳症の治療法
小耳症のタグ
小耳症に関わるからだの部位
