しょうこうせいだつもうしょう
症候性脱毛症
何らかの他の病気が背景にあり、その二次的な影響で脱毛が生じ、体の様々な部位の毛が薄くなった状態
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最終更新: 2022.04.13
症候性脱毛症の基礎知識
POINT 症候性脱毛症とは
甲状腺の病気や薬の副作用、栄養不足、妊娠などが原因で起こる脱毛を指す。脱毛には男性型脱毛症のように加齢とともに脱毛を起こす場合もあれば、他の病気や薬の影響で脱毛が起こる場合もあります。症候性脱毛は後者に該当します。問診と診察で診断が行われ、原因を詳しく調べてそれに合わせた治療が行われます。症候性脱毛が心配な人は皮膚科で相談してみてください。
症候性脱毛症について
症候性脱毛症の症状
- 多くの毛が広範囲に渡って抜け落ちることがある
- 抜け落ちる範囲や速さは、元となる病気により異なる
症候性脱毛症の検査・診断
- 症候性脱毛症そのものについては、特別な検査を行わずに、問診と診察のみで診断できることが多い
- 原因となる疾患に対して検査を行う
- 血液検査で甲状腺機能やミネラルなどの血中濃度を測定する
- 脱毛を引き起こす薬剤を使用していないか確認する
症候性脱毛症の治療法
- 症候性脱毛症そのものの治療ではなく、原因となる疾患に対しての治療を行う
- 原因となる薬剤がある場合、その中止を検討する(ただし、抗がん剤など中止しづらいものもある)
- 原因が明らかで、一時的と考えられるもの(妊娠など)に対しては、治療しない場合もある
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