ぱんなーびょう
パンナー病
上腕骨の肘寄りにある上腕骨小頭という部位の骨端核(成長軟骨の中心部)の障害。血流が不足して軟骨が死んでしまう
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最終更新: 2022.03.16
パンナー病の基礎知識
POINT パンナー病とは
上腕骨(二の腕の骨)の肘寄りにある上腕骨小頭という部分の骨端核の障害です。上腕骨小頭の血流が阻害されることによって壊死(細胞の死)が起こります。5歳から10歳代の男性を中心に発症す非常に珍しい病気です。起こると関節に痛みや動きづらさを感じるようになります。パンナー病が疑われる場合にはレントゲン検査で骨の異常が調べられます。安静にすることが治療になるので、症状を和らげて、負担をかけないようにします。2年から3年で改善する事が多く、最終的に障害が残ることはほとんどありません。パンナー病が心配な人は整形外科か小児科を受診してください。
パンナー病について
- 上腕骨(二の腕の骨)の肘寄りの部分(上腕骨小頭)の障害
- 主な原因
- 上腕骨小頭の血流が阻害されることによって
壊死 が起こる - 外傷やスポーツによる肘の使いすぎも関係していると考えられている
- 上腕骨小頭の血流が阻害されることによって
- 5歳から10代の男性を中心に
発症 するが、非常に珍しい病気 - 右側に起こりやすい
パンナー病の症状
- 肘関節の痛み
- 肘が動きづらくなる
パンナー病の検査・診断
レントゲン 検査(X線 写真):骨の異常を調べる
パンナー病の治療法
- 主な治療
- 安静などの
対症療法
- 安静などの
- 長期的な経過
- およそ2-3年の経過で改善することが多い
- 最終的に障害が残ることはほとんどない
パンナー病のタグ
パンナー病に関わるからだの部位
