しゅうきせいししまひ
周期性四肢麻痺
発作的に、腕や脚に力が入らない状態が起こる病気。発作は数時間〜数日で、後遺症などは起こらない
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最終更新: 2022.02.28
周期性四肢麻痺の基礎知識
POINT 周期性四肢麻痺とは
発作的に、腕や足に力が入りにくくなる病気です。血液中のカリウム濃度の変化にともなうことが多いです。高カリウム血症(血液中のカリウム濃度が上昇すること)によっても起こることがありますが、低カリウム血症(血液中のカリウム濃度が低下すること)にともなうことがほとんどです。甲状腺機能亢進症や原発性アルドステロン症が背景にあることが多いです。周期性四肢麻痺が疑われる人には血液検査や尿検査、心電図検査が行われ、原因などが詳しく調べられます。原因に合わせて治療が行われ、カリウム濃度に異常がある場合には薬を使って正常な範囲に戻します。周期性四肢麻痺は一般内科や内分泌内科で検査や治療が行われます。
周期性四肢麻痺について
発作 性に腕や脚に力が入らない状態が起こる病気- 原因は、主に体の
ミネラル バランスの異常 - 若い男性に多いが、特に東洋人に多いことが有名
- 二次性周期性四肢麻痺を起こす可能性のある病気
- 甲状腺機能亢進症(若い男性の場合に多い)
- 原発性アルドステロン症
- 遺伝性のものは難病に指定されおり、申請を行えば
症状 の進行具合によって医療費の補助を受けることができる
周期性四肢麻痺の症状
- 腕や脚の脱力が起こる
- 両脚に起こることが特徴
- はじめは腕や脚の違和感から始まる
- 脚への力の入りづらさが最初に出ることが多い
- 両脚に起こることが特徴
- 口や顔面、呼吸などには異常は起こらない
発作 は数時間〜数日続くが、後遺症などは起こらない