◆102人の肥満でない人が対象
肥満でない人102人を対象に、12週間の試験が行われました。102人は、各自で自由に食事することに加えて、おやつにヘーゼルナッツ(42g)を食べるグループ、チョコレート(50g)を食べるグループ、ポテトチップス(50g)を食べるグループ、おやつを食べないグループの4つに分けられました。そして、試験開始時と12週間後の食事の記録、体成分(脂肪、筋肉など)と体の活動を測定しました。
◆ヘーゼルナッツを食べるグループは食事の質が向上
ヘーゼルナッツをおやつとして食べた場合、食事の質が全体として向上しました。一価不飽和脂肪酸(オレイン酸など)やビタミンEの摂取が他のおやつを食べたグループに比べてより多く、飽和脂肪酸や炭水化物の摂取がより少ないという結果となりました。
食事の質を良くするためにも、小腹が空いたときには、スナック菓子に手を出す前にナッツをつまんでみてはどうでしょう。
執筆者
Energy compensation and nutrient displacement following regular consumption of hazelnuts and other energy-dense snack foods in nonobese individuals.
Eur J Nutr. 2016 Feb 20.
[PMID: 26897125]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。