2015.12.30 | ニュース

動機づけインタビューで股関節骨折後の機能改善

30人を分析
from Clinical rehabilitation
動機づけインタビューで股関節骨折後の機能改善の写真
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股関節の骨折は中高齢者で多い病気です。歩く、階段を上るといった日常生活に必要な能力が障害されることがあります。今回の研究では、股関節の骨折後にある方法で機能が改善したという結果が報告されました。

◆動機付けインタビューによる効果とは?

動機付けインタビューとは、患者自身がどのように治りたいか聞きながら、患者が自らその方法に向かって行動していくように促す治療法です。

今回の研究では、股関節骨折患者30人を動機付けインタビューを行う群と通常のケアを行う群に分け、その効果を検証しました。

 

◆動機付けインタビューで1日の歩く時間がより長くなる

以下の結果が得られました。

通常ケアと比べて、動機付けインタビュー群では、1日あたりの歩数(平均1237歩、95%信頼区間12-2463)、歩行時間 (平均14.4分、95%信頼区間0.6-28.8)が有意に改善し、歩行に対してより自信がある(平均10中1.6ユニット、95%信頼区間0.3-2.9)と転ばない(平均10中1.1ユニット、95%信頼区間0.3-1.9)という自己効力感が改善し、健康関連QOLとメンタルヘルスが改善した。

動機付けインタビューにより、歩く時間や歩数が多くなり、転ばないという自信がついたという結果でした。

 

寝たきりの原因にもなり得る股関節骨折発症すると、活動量が落ち、さらに機能が低下するという悪循環に陥ることがあります。その予防方法のひとつとして、将来的に選択される日が来るかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Motivational interviewing increases physical activity and self-efficacy in people living in the community after hip fracture: A randomized controlled trial.

Clin Rehabil. 2015 Nov 24

[PMID: 26603892]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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