2015.11.25 | ニュース

睡眠不足によって食欲を増す物質が脳に現れる!

日本人が発見したその物質とは
from Obesity (Silver Spring, Md.)
睡眠不足によって食欲を増す物質が脳に現れる! の写真
(C) JenkoAtaman - Fotolia.com

睡眠不足が続くと太りやすくなるという話を聞いたことがあるかもしれません。今回の研究では、睡眠不足と食欲が増すように脳に働きかける物質との関連性を検証しました。

◆睡眠不足と食欲を増す物質グレリンの関連性とは

グレリンは、胃から作られるホルモンの一種で、脳に働きかけて食欲を増す物質です。

今回の研究では、健常者19人を対象に、通常の睡眠時間を取る場合と睡眠時間に制限を設けた場合で、摂取カロリーとグレリンにどのような影響が見られるか検証しました。

 

◆睡眠不足ではグレリンが増え、甘い物の摂取カロリーが増えた?

以下の結果が得られました。

グレリンの値は、通常の睡眠時間と比べて、睡眠時間が制限された後で増大した(p<0.01)。

睡眠制限中の夜のグレリン値の増大は、甘い物による摂取カロリーがより高いことと関連していた(r=0.48、p=0.04)。

睡眠不足の場合、グレリン値は増えていました。さらに、グレリン値が増えた場合に、甘い物の摂取カロリーが増えているという結果でした。

 

睡眠不足であると太りやすいという話には、このような背景があるのかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Elevated ghrelin predicts food intake during experimental sleep restriction.

Obesity (Silver Spring). 2015 Oct 15

[PMID: 26467988]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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