2015.11.14 | ニュース

記憶が良くなるかもしれない植物成分は?

ランダム化比較試験により検証
from Nutrients
記憶が良くなるかもしれない植物成分は? の写真
(C)suna - Fotolia.com

認知機能を改善すると言われている食品はいくつか報告されています。今回の研究では、記憶の正確さにオリゴフルクトース強化イヌリンという成分が効果があるか検証しました。

◆オリゴフルクトース強化イヌリンを飲む群と偽薬群にランダムに振り分け

オリゴフルクトース強化イヌリンは、タマネギやニンニクに含まれ、腸内の環境を整える働きを持つと言われているイヌリンと、甘味料であるオリゴフルクトースを混ぜて作られた成分です。身体にとって良い働きをしてくれる細菌の増殖を助ける役割があります。

今回の研究では、健康な参加者47人を対象にオリゴフルクトース強化イヌリンを飲む群と偽薬群にランダムに分け、認知機能への効果を検証しました。

 

◆オリゴフルクトース強化イヌリンは認知機能を記憶力を改善する

以下の結果が得られました。

能力と気分の課題に対して、多くの一貫した効果はエピソード記憶課題で見られ、イヌリンの消費量は認知記憶課題の正確さがより大きいことと関連していた。

さらに、思い出す能力(即時または時間をあけた場合)が改善した。

オリゴフルクトース強化イヌリンを飲んだ群で、記憶課題の正確性が改善するという結果でした。

 

どのようなメカニズムで記憶力が改善したかは不明ですが、今後認知機能の低下のメカニズムを把握することができれば、治療薬の開発などにつながるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

An Investigation of the Acute Effects of Oligofructose-Enriched Inulin on Subjective Wellbeing, Mood and Cognitive Performance.

Nutrients. 2015 Oct 28

[PMID: 26516908]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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