2015.11.04 | ニュース

腰痛にはどんな靴を履くと良い?

ランダム化比較試験により検証

from Joint, bone, spine : revue du rhumatisme

腰痛にはどんな靴を履くと良い? の写真

腰痛は、日本人の約5人に1人の割合で見られる症状です。腰痛によって、日常生活に支障が出ている方も多いと思います。今回の研究では、不安定靴を履くことで、腰痛が改善することを報告しました。

◆不安定靴を履く群と対照群にランダムに振り分け

今回の研究は、腰痛患者40人を不安定靴を履く群と対照群にランダムに分け、6週間後の効果を検証しました。 不安定靴は、接地面が舟底型になっているため、普段は使わない筋肉を使うことができると言われているものです。対照群は、通常のスポーツ靴を履きました。

 

◆不安定靴を履くと腰痛が改善

以下の結果が得られました。

介入群では、対照群と比較して、痛みスコアが有意データを分析して導かれた結果が、偶然ではなく「意味が有る」必然的な値であると推測できることに減少した。 満足感は、対照群で25%であったのに対し、介入群で79%とより高かった。

不安定靴を履くことで腰痛が改善しました。一方、生活の質(QOLquality of life の略であり、生活の質と訳される。命があることだけでなく、その質や中身を重要視した言葉)には効果が見られませんでした。

 

不安定靴を履くことで、どのように腰痛に効果があったかは不明です。一説によれば、腰痛には運動不足やストレスが関連していると言われており、もしかしたら不安定靴を履いたことで運動不足が解消され、腰痛が軽減したのかもしれません。なお、今回の対象となった腰痛は、慢性的ある病気や症状が、完全に治癒しないまま長期的に持続している状態のことな腰痛です。そのため、ぎっくり腰のような急性腰痛には当てはまりませんので注意してください。

執筆者

Shuhei Fujimoto


参考文献

Effects of unstable shoes on chronic low back pain in health professionals: a randomized controlled trial.

Joint Bone Spine. 2014 Dec

[PMID: 24985691]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。 [執筆者一覧]