2015.09.17 | ニュース

急性膵炎患者の46%が再発、45歳未満でリスクは倍以上

フィンランドの研究チームが562人を分析
from Scandinavian journal of gastroenterology
急性膵炎患者の46%が再発、45歳未満でリスクは倍以上 の写真
(C) krishnacreations - Fotolia.com

急性膵炎は、一度発症した人では治療後に再発することも多いことが知られています。その再発率や再発に関連する要因について、『急性膵炎診療ガイドライン2015』で引用されている2000年の論文を紹介します。

◆急性膵炎発症後の経過を追跡し、再発に関連する要因を検証

今回の研究は、全国のデータベースに登録されていたアルコール性で初発急性膵炎患者562人を追跡調査し、再発率や再発に関連する要因を検証しました。

 

◆急性膵炎の再発率は46%、45歳未満でその危険性は倍増する

以下の結果が得られました。

全体で、260人(46%)が病気を再発した。初回の再発のうち、80%が4年以内に発症した。 45歳未満であると、リスクは増加した(オッズ比2.42、95%信頼区間(CI)1.30-4.50)。

急性膵炎の再発率は46%であり、その危険性は45歳未満であると増加したという結果でした。

 

今回紹介した研究以外でも、再発する可能性を高くする要因として、飲酒の継続が報告され、禁酒により再発の危険性を大きく減少させることが記載されています。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Long-term follow-up after the first episode of acute alcoholic pancreatitis: time course and risk factors for recurrence.

Scand J Gastroenterol. 2000 May

[PMID: 10868461]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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