淋病に抗生物質が効かなくなる?ソリスロマイシンの効果は

淋病を起こす淋菌のうちに、特定の抗菌薬(抗生物質)が効かない薬剤耐性を持つものが広がっています。これまで使われていなかったソリスロマイシンの効果を確かめる研究が行われました。
◆59人をソリスロマイシンで治療
◆全員で治癒
次の結果が得られました。
培養 で淋菌陽性だったすべての患者が、すべての感染部位について治癒 した。軽度の用量依存性の消化器副作用(吐き気、軟便、嘔吐)がよく見られたが、治療を制限するものではなかった。
検査で淋菌に感染していたことが確かめられたすべての参加者について、ソリスロマイシンによる治療の結果、淋菌の感染がなくなりました。副作用と見られる軽度の吐き気などの
研究班は「経口のソリスロマイシン1回使用は[...]培養で証明された性器、口腔、直腸の淋菌感染症の治療に100%有効であり、淋病の治療において有望な新しい物質である」と結論しています。
新しい選択肢が加われば、よく使われている抗菌薬のうちどれかに
執筆者
A Phase 2 Trial of Oral Solithromycin 1200 mg or 1000 mg as Single-Dose Oral Therapy for Uncomplicated Gonorrhea.
Clin Infect Dis. 2015 Jun 18 [Epub ahead of print]
[PMID: 26089222]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。