2015.08.05 | ニュース

子どもの高熱から突然死にもつながる「川崎病」、特徴的な症状とは?

インド8歳女児の症例報告
from The New England journal of medicine
子どもの高熱から突然死にもつながる「川崎病」、特徴的な症状とは?の写真
(C) Кирилл Рыжов - Fotolia.com

主に乳幼児に発症する川崎病では、全身の血管に炎症が起こり、心臓の血管の変化によってまれに心筋梗塞に陥って突然死することもあります。「イチゴ舌」などの典型的な症状が現れた子どもの例が、インドの研究班から報告されました。

◆高熱を出した女の子

この8歳の女の子は、発熱と発疹の症状があり受診しました。診察では、39℃の発熱と斑状発疹のほか、舌の表面がブツブツとしてイチゴのようになる「イチゴ舌」、唇が荒れる、首のリンパ節が腫れる、手のひらと足の裏が赤くなるといった特徴があり、川崎病と診断されました。

 

◆冠動脈瘤を予防

患者はアスピリンと免疫グロブリンで治療されました。

川崎病には免疫の異常が関わっていると考えられています。血管の炎症により、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈に冠動脈瘤という変形ができるなど、心臓の異常が起こることがあります。アスピリン、免疫グロブリンはこれらの変化を抑えることができるとされます。

 

下の「参照文献」のリンクから、この患者に現れたイチゴ舌の写真が見られます(症状が現れている写真ですのでご注意ください)。特徴的な症状の知識として参考になる報告です。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

IMAGES IN CLINICAL MEDICINE. Strawberry Tongue.

N Engl J Med. 2015 Jul 30

 

[PMID: 26222562] http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1411222

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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