2015.05.23 | コラム

一番大事な目薬は、最初にさすべき?最後にさすべき?

点眼薬のなるほど〔その③〕
一番大事な目薬は、最初にさすべき?最後にさすべき?の写真
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複数の種類の目薬が出された場合、同時に点眼する際に「間隔を最低5分はあける」ことは以前にもご紹介しました。それでは点眼の順番はどれが先でも後でもいいのでしょうか? 一般的には「一番大切な目薬を一番最後に点眼する」と良いと言われていますが、その他ではどの様な順番で点眼するのが良いのでしょうか?

◆点眼の順番に"セオリー"ってあるの?

目薬を複数種類同時に使う場合の点眼間隔は 「最低5分は間隔をあける」ことです。 では点眼する順番に関してのセオリーはあるのでしょうか?

よく言われるのが、「一番大切な目薬を一番最後に点眼する」というものです。 これは最後に点眼することで、他の目薬の影響を最小限に留め、しっかりと吸収させるといった理由から成り立つセオリーです。 また点眼後に液がゲル状に変化する工夫が施してある目薬などは多くの場合、後で点眼した方が良いとされています。

この様に目薬の順番は治療に対しての重要度や薬自体の性質などの理由によっても異なるといえます。 以下に紹介したのは順番に対してのセオリーとされているものの例です。

  • 一番大切な(一番効果が欲しい)目薬を一番最後に点眼する。
  • 眼に刺激がある目薬はなるべく最後に点眼する。
  • 効果持続型の目薬(1日1回の点眼で1日中効果が持続するように工夫してある目薬)や点眼後に液がゲル状に変化する目薬はなるべく最後に点眼する。
  • 水溶性(水に溶けやすい性質)の目薬と脂溶性(脂に溶けやすい性質)の目薬では脂溶性の目薬を後に点眼する。
  • 軟膏タイプの目薬(眼軟膏)はなるべく最後に使用する 。

しかしながら、上記に挙げた内容はあくまでもセオリーであり、薬の種類や治療内容、医師の治療方針によってもまるっきり違ってくる可能性もあるのです。

目薬を複数種類同時に使う場合は、 まず点眼間隔を"最低5分はあけて" 、順番に関しては"ある程度セオリーを知った上で詳細に関しては医師や薬剤師に確認する"というのが理想といえるでしょう。

執筆者

中澤 巧

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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