処方薬
グルカゴンGノボ注射用1mg
先発
グルカゴンGノボ注射用1mgの基本情報
グルカゴンGノボ注射用1mgの概要
| 商品名 | グルカゴンGノボ注射用1mg |
|---|---|
| 一般名 | グルカゴン(遺伝子組換え)注射用 |
| 薬価・規格 | 2371.0円 (1mg1瓶(溶解液付)) |
| 薬の形状 |
注射薬 > 散剤 > 注射用
|
| 製造会社 | ノボ ノルディスク ファーマ |
| YJコード | 7229402D1036 |
| レセプト電算コード | 621197401 |
グルカゴンGノボ注射用1mgの主な効果と作用
血糖 値を上げる働きがあります。- 意識を失うような強い低血糖症が起こった場合に、症状を改善させるお薬です。
- 成長
ホルモン 分泌機能や血糖値に関与する臓器の機能検査に用いるお薬です。 - 胃腸の運動をおさえ、
消化管 の検査をしやすくするお薬です。
グルカゴンGノボ注射用1mgの用途
グルカゴンGノボ注射用1mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
収縮期血圧が20~30mmHg程度低下、嘔吐、嘔気、白血球数増加、白血球分画変動、血糖値上昇、尿糖、頭痛、倦怠感、過敏症、じん麻疹
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシーショック、不快感、顔面蒼白、血圧低下、低血糖症状、全身倦怠、傾眠、発汗、冷汗、冷感、意識障害
上記以外の副作用
収縮期血圧低下、高血圧、熱感、発赤、注射部位反応、腹痛、腹鳴、下痢、心悸亢進、血清ビリルビン上昇、トリグリセライド上昇、眠気、顔色不良、めまい、ほてり、LDH上昇、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清無機リン上昇、尿潜血
グルカゴンGノボ注射用1mgの用法・用量
- 1). 消化管のX線及び内視鏡検査の前処置:通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、0.5~1mgを筋肉内又は静脈内に注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- ただし、本剤の作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15~20分間である
- 2). 低血糖時の救急処置:通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する
- 3). 成長ホルモン分泌機能検査:グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、体重1kg当たり0.03mgを空腹時に皮下に注射する
- ただし、最大投与量は1mgとする
- [判定基準]血中hGH値は、測定方法、患者の状態等の関連で異なるため、明確に規定しえないが、通常、正常人では、本剤投与後60~180分でピークに達し、10ng/mL以上を示す
- 血中hGH値が5ng/mL以下の場合hGH分泌不全とする
- なお、本剤投与後60分以降は30分毎に180分まで測定し、判定することが望ましい
- 4). 肝型糖原病検査:通常、成人にはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを生理食塩液20mLに溶かし、3分かけて静脈内に注射する
- なお、小児においてはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、通常体重1kg当たり0.03mgを筋肉内に注射する
- ただし、最大投与量は1mgとする
- [判定基準]正常反応は個々の施設で設定されるべきであるが、通常、正常小児では、本剤筋注後30~60分で血糖はピークに達し、前値より25mg/dL以上上昇する
- 正常成人では、本剤の静注後15~30分でピークに達し、前値より30~60mg/dL上昇する
- しかし、投与後の血糖のピーク値だけでは十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後15~30分毎に測定し、判定することが望ましい
- 5). 胃の内視鏡的治療の前処置:通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する
- また、内視鏡的治療中に消化管運動が再開し、治療に困難を来した場合又はその可能性がある場合には、1mgを追加投与する
- なお、本剤の作用発現時間は、筋肉内注射の場合約5分、静脈内注射の場合1分以内であり、作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15~20分間である
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
グルカゴンGノボ注射用1mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
グルカゴンGノボ注射用1mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| β-遮断剤 | 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状 |
| プロプラノロール | 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状 |
| アテノロール | 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状 |
| ピンドロール | 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状 |
| インスリン製剤 | 血糖降下作用が減弱 |
| ワルファリンカリウム | 抗凝血作用が増強 |