処方薬
エピビル錠150
先発

エピビル錠150の基本情報

エピビル錠150の概要

商品名 エピビル錠150
一般名 ラミブジン錠
薬価・規格 597.4円 (150mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヴィーブヘルスケア
ブランド エピビル錠150 他
YJコード 6250006F1031
レセプト電算コード 620000425
識別コード GXCJ7
添付文書PDFファイル

エピビル錠150の主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

エピビル錠150の用途

エピビル錠150の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

トリグリセリド上昇、腹痛、下痢、嘔気、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、顔面脂肪減少、野牛肩

起こる可能性のある重大な副作用

重篤な血液障害、貧血、汎血球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、膵炎、血清アミラーゼ上昇、血清リパーゼ上昇、乳酸アシドーシス、横紋筋融解症、ニューロパシー、痙攣、心不全、重度腹痛、悪心、嘔吐、脂肪沈着による重度肝腫大、脂肪肝、肝毒性、肝毒性が疑われる臨床症状、肝毒性が疑われる検査値異常、重篤な乳酸アシドーシス、全身倦怠、食欲不振、急な体重減少、胃腸障害、呼吸困難、頻呼吸、錯乱、赤芽球癆

上記以外の副作用

血清脂質増加、血糖増加、肝機能検査値異常、AST上昇、ALT上昇、末梢神経障害、血中尿酸上昇、高乳酸塩血症、発疹、皮膚炎、湿疹、皮疹、血清コレステロール上昇、アミラーゼ上昇、体重減少、リンパ節症、平均赤血球容積増加、MCV増加、リンパ球減少、胃炎、消化不良、鼓腸放屁、倦怠感、発熱、頭痛、疼痛、疲労、無力症、血清クレアチニン上昇、関節痛、筋肉痛、筋痙直、めまい、睡眠障害、うつ病、不安感、咳、肺炎、咽頭痛、気管支炎、脱毛、皮膚そう痒、発汗、ざ瘡、毛嚢炎、CK上昇、敗血症、血糖値上昇、痔核、腹部痙直、体温調節障害、骨痛、感情障害、錯感覚、脱水、脱水症、心筋症、鼻炎、副鼻腔炎、耳管炎、呼吸障害、上気道炎、過敏症、アレルギー反応、重炭酸塩上昇、重炭酸塩低下、血糖値低下、総蛋白上昇、総蛋白低下

エピビル錠150の用法・用量

  • 通常、成人には他の抗HIV薬と併用して、ラミブジンとして1日量300mgを1日1回又は2回(150mg×2)に分けて経口投与する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤と他の抗HIV薬との併用療法において、因果関係が特定されない重篤な副作用が発現し、治療の継続が困難であると判断された場合には、本剤若しくは併用している他の抗HIV薬の一部を減量又は休薬するのではなく、原則として本剤及び併用している他の抗HIV薬の投与をすべて一旦中止すること
  • 7.2. 本剤は単独投与しないこと
    • また、HIVは感染初期から多種多様な変異株を生じ、薬剤耐性を発現しやすいことが知られているので、他の抗HIV薬と併用すること〔18.3参照〕
  • 7.3. 本剤の薬剤耐性プロファイル等のウイルス学的特性はエムトリシタビンと類似しているので、本剤とエムトリシタビンを含む製剤を併用しないこと
    • また、エムトリシタビンを含む抗HIV療法においてウイルス学的効果が得られず、HIV-1逆転写酵素遺伝子のM184V/I変異が認められた場合、エムトリシタビンを本剤に変更するのみで効果の改善は期待できない〔18.3参照〕
  • 7.4. 腎機能低下したHIV感染症患者にラミブジンを300mg単回経口投与した時、クレアチニンクリアランス(Ccr)の低下につれてAUC増加及び最高血中濃度増加し、半減期延長し、見かけの全身クリアランスが減少した
  • 患者の腎機能に対応する本剤の減量の標準的目安を次に示す(外国人データ)〔9.2.1、9.8高齢者の項参照〕
  • [患者の腎機能に対応する用法用量の目安]1). Ccr≧50mL/分:ラミブジンの推奨用量300mgを1日1回又は2回(150mg×2)
  • 2). Ccr30~49mL/分:ラミブジンの推奨用量150mgを1日1回
  • 3). Ccr15~29mL/分:ラミブジンの推奨用量初回150mg、その後100mgを1日1回
  • 4). Ccr5~14mL/分:ラミブジンの推奨用量初回150mg、その後50mgを1日1回
  • 5). Ccr<5mL/分:ラミブジンの推奨用量初回50mg、その後25mgを1日1回
  • ただし、透析患者に対するラミブジンの用法用量は算出されていない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エピビル錠150の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 膵炎の既往歴のある小児
    • 膵炎を発症する可能性のある小児
    • B型慢性肝炎
    • 腎機能障害
    • 腎機能低下
    • 透析
    • B型肝炎ウイルス感染
    • 肝疾患の危険因子を有する
    • 非代償性B型慢性肝炎
    • Ccr<5mL/分
    • Ccr≧50mL/分
    • Ccr15~29mL/分
    • Ccr30~49mL/分
    • Ccr5~14mL/分
    • Ccrが50mL/min未満

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エピビル錠150の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
膵炎を発症させることが知られている薬剤との併用療法 膵炎、重度腹痛、悪心、嘔吐、血清アミラーゼ上昇、血清リパーゼ上昇、トリグリセリド上昇
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 本剤のAUCが43%増加、本剤の全身クリアランスが30%・腎クリアランスが35%減少
ソルビトール ラミブジンのAUCが減少<それぞれ18%・36%・42%減少>

飲食物との組み合わせ注意

  • ソルビトールを含むもの

エピビル錠150と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    処方薬

    エピビル錠300

    薬価 1088.5円 (300mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    処方薬

    エピビル錠150

    薬価 597.4円 (150mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヴィーブヘルスケア
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 307.1円 (100mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 GSK
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

エピビル錠150に関係する解説

核酸系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)

  • エピビル錠150は、核酸系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)に分類される。
  • 核酸系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)とは、ヒト免疫不全(HIV)が宿主細胞に感染するために必要な逆転写酵素の働きを阻害し、HIVの体内における感染拡大を抑える薬。

核酸系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名

  • コンビビル
  • ザイアジェン
  • ビリアード
  • エプジコム
  • エムトリバ
  • ツルバダ
  • デシコビ
核酸系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)についての詳しい解説を見る