処方薬
ボリコナゾール錠200mg「テバ」
後発

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の基本情報

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の概要

商品名 ボリコナゾール錠200mg「テバ」
一般名 ボリコナゾール錠
薬価・規格 996.0円 (200mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 武田テバファーマ
ブランド ボリコナゾール錠50mg「テバ」 他
YJコード 6179001F2070
レセプト電算コード 622495501
識別コード TVVZ2
添付文書PDFファイル

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の主な効果と作用

  • 真菌(カビ)の発育をおさえ、殺す働きがあります。
  • 真菌(カビ)の感染が原因となる各種真菌感染症の治療や予防をするお薬です。

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の用途

  • 食道カンジダ
  • 造血幹細胞移植の深在性真菌症の予防
  • カンジダ血症
  • カンジダ腹膜炎
  • クリプトコッカス髄膜炎
  • スケドスポリウム症
  • フサリウム症
  • 気管支カンジダ症
  • 侵襲性アスペルギルス
  • 肺アスペルギローマ
  • 肺カンジダ症
  • クリプトコッカス症
  • 慢性壊死性肺アスペルギルス症

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

紅斑、貧血、白血球減少症、血小板減少症、リンパ節症、動悸、心嚢液貯留、肺水腫、脚ブロック、聴覚過敏、耳鳴

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、皮疹、重篤な肝障害、肝炎、黄疸、肝不全、肝性昏睡、心電図QT延長、心室頻拍、心室細動、不整脈、完全房室ブロック、Torsades de Pointes、心室性二段脈、心室性期外収縮、頻脈、心不全、重篤な腎障害、急性腎障害、腎炎、腎尿細管壊死、呼吸窮迫症候群、ギラン・バレー症候群、骨髄抑制、汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、播種性血管内凝固、重篤な血液障害、偽膜性大腸炎、重篤な大腸炎、腹痛、下痢、痙攣、神経障害、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常、捻髪音、重篤な低血糖、意識障害、意識消失、意識レベル低下

上記以外の副作用

回転性眩暈、ADH不適合分泌、副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、羞明、霧視、視覚障害、眼異常感、異常感、眼調節障害、色覚異常、複視、眼瞼浮腫、流涙増加、縮瞳、視神経乳頭浮腫、光視症、網膜滲出物、網膜出血、網膜毛細血管瘤、網膜裂孔、網膜血管炎、黄視症、眼瞼炎、視神経炎、強膜炎、角膜混濁、視神経萎縮、悪心、嘔吐、腹部膨満、口唇ひび割れ、便秘、消化不良、胃潰瘍、痔核、イレウス、口唇乾燥、口唇粘膜脱落、口唇炎、逆流性食道炎、口内炎、胃腸炎、十二指腸炎、歯肉炎、舌炎、膵炎、舌浮腫、腹膜炎、無力症、胸痛、胸部圧迫感、倦怠感、末梢性浮腫、口渇、悪寒、注射部位反応、注射部位炎症、インフルエンザ症候群、胆嚢炎、胆石症、肝腫大、副鼻腔炎、食欲不振、高血糖、高カリウム血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症、高コレステロール血症、背部痛、四肢痛、関節炎、骨膜炎、頭痛、認知不能症、健忘、浮動性眩暈、味覚異常、感覚減退、傾眠、会話障害、振戦、視野欠損、末梢性ニューロパチー、錯感覚、失調、脳浮腫、筋緊張亢進、眼振、失神、注視痙攣、錐体外路症候群、不眠症、錯乱状態、幻覚、幻聴、幻視、不安、うつ病、激越、血尿、アルブミン尿、喀血、皮膚乾燥、湿疹、結節性紅斑、発疹、毛髪変色、光線過敏性反応、多汗、皮膚そう痒症、丘疹、皮膚落屑、蕁麻疹、顔面浮腫、斑状丘疹状皮疹、脱毛症、剥脱性皮膚炎、紫斑、固定薬疹、乾癬、血管浮腫、皮膚エリテマトーデス、偽性ポルフィリン症、潮紅、低血圧、血栓性静脈炎、静脈炎、リンパ管炎、ALT増加、AST増加、Al-P増加、γ-GTP増加、血中ビリルビン増加、血中カルシウム増加、血中クレアチニン増加、LDH増加、血中カリウム減少、血中カリウム増加、血圧低下、血圧上昇、フィブリンDダイマー増加、血清FDP増加、膵アミラーゼ増加、好酸球増加、血小板数減少、BUN増加

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の用法・用量

  • 1.成人(体重40kg以上):ボリコナゾールとして初日は1回300mgを1日2回、2日目以降は1回150mg又は1回200mgを1日2回食間に経口投与する
    • なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には、増量できるが、初日投与量の上限は1回400mg1日2回、2日目以降投与量の上限は1回300mg1日2回までとする
  • 2.成人(体重40kg未満):ボリコナゾールとして初日は1回150mgを1日2回、2日目以降は1回100mgを1日2回食間に経口投与する
    • なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には2日目以降の投与量を1回150mg1日2回まで増量できる
  • 3.小児(2歳以上12歳未満及び12歳以上で体重50kg未満):ボリコナゾール注射剤による投与を行った後、ボリコナゾールとして1回9mg/kgを1日2回食間に経口投与する
    • なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には1mg/kgずつ増量し、忍容性が不十分の場合には1mg/kgずつ減量する(最大投与量として350mgを用いた場合は50mgずつ減量する)
    • 但し、1回350mg1日2回を上限とする
  • 4.小児(12歳以上で体重50kg以上):ボリコナゾール注射剤による投与を行った後、ボリコナゾールとして1回200mgを1日2回食間に経口投与する
    • なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には1回300mg1日2回まで増量できる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • リトナビル投与中
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • リファブチン投与中
    • リファンピシン投与中
    • エファビレンツ投与中
    • 麦角アルカロイド投与中
    • カルバマゼピン投与中
    • 長時間作用型バルビツール酸誘導体投与中
    • キニジン硫酸塩水和物投与中
    • 不整脈
    • 薬物過敏症
    • ワルファリン投与中
    • 重度肝機能低下
    • Child Pugh分類クラスCの肝硬変
    • CYP3Aにより薬物動態学的相互作用を受けやすい薬剤
    • 光線過敏性反応
    • 電解質異常
    • 肺移植
    • 軽度~中等度肝機能低下
    • 腎機能障害のある患者で注射剤の投与ができない
    • Child Pugh分類クラスA・Bの肝硬変
    • 心肺移植

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ボリコナゾール錠200mg「テバ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 本剤のCmaxは93%・AUCは96%減少
リファブチン 本剤のCmaxは69%・AUCは78%減少、Cmaxは3.0倍・AUCは4.3倍増加
エファビレンツ 本剤のCmaxは61%・AUCは77%減少、Cmaxは1.4倍・AUCは1.4倍増加
リトナビル 本剤のCmaxは66%・AUCは82%減少
カルバマゼピン 本剤の代謝が促進され血中濃度が減少
長時間作用型バルビツール酸誘導体 本剤の代謝が促進され血中濃度が減少
バルビタール 本剤の代謝が促進され血中濃度が減少
フェノバルビタール 本剤の代謝が促進され血中濃度が減少
ピモジド 血中濃度が増加、QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、心血管系の副作用
キニジン硫酸塩水和物 血中濃度が増加、QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、心血管系の副作用
HIVプロテアーゼ阻害薬<インジナビルを除く・リトナビルは禁忌> 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加
サキナビルメシル酸塩 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加
アンプレナビル 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加
メシル酸ネルフィナビル 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加
非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬<エファビレンツは禁忌> 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加、本剤の血中濃度が減少
デラビルジンメシル酸塩 血中濃度が増加、本剤の血中濃度が増加、本剤の血中濃度が減少
ミダゾラム 血中濃度が増加
HMG-CoA還元酵素阻害剤 血中濃度が増加
スルホニルウレア系薬剤 血中濃度が増加
トルブタミド 血中濃度が増加
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 血中濃度が増加
ビンクリスチン硫酸塩 血中濃度が増加
硫酸ビンブラスチン 血中濃度が増加
麦角アルカロイド 血中濃度が増加し麦角中毒
エルゴタミンを含有する製剤 血中濃度が増加し麦角中毒
酒石酸エルゴタミン 血中濃度が増加し麦角中毒
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩含有製剤 血中濃度が増加し麦角中毒
トリアゾラム 血中濃度が増加し作用の増強や作用時間延長
フェニトイン 本剤のCmaxは49%・AUCは69%減少、Cmaxは1.7倍・AUCは1.8倍増加
シクロスポリン Cmaxは1.1倍・AUCは1.7倍増加
タクロリムス水和物 Cmaxは2.2倍・AUCは3.2倍増加
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間が1.9倍延長、著しいINR上昇
ワルファリンカリウム プロトロンビン時間が1.9倍延長、著しいINR上昇
プロトンポンプ阻害剤 Cmaxは2.2倍・AUCは3.8倍増加
オメプラゾール Cmaxは2.2倍・AUCは3.8倍増加
ジアゼパム AUCは増加し血中濃度半減期は延長
ゾルピデム Cmaxは1.2倍・AUCは1.5倍増加
メサドン塩酸塩 Cmaxが30.7%・AUCが47.2%増加
オキシコドン CmaxとAUCが増加
イブプロフェン CmaxとAUCが増加
ジクロフェナク CmaxとAUCが増加
フェンタニール AUCが増加
経口避妊薬 本剤のCmaxは14%・AUCは46%増加、エチニルエストラジオールのCmaxは36%・AUCは61%増加、ノルエチステロンのCmaxは15%・AUCは53%増加
ノルエチステロン・エチニルエストラジオール 本剤のCmaxは14%・AUCは46%増加、エチニルエストラジオールのCmaxは36%・AUCは61%増加、ノルエチステロンのCmaxは15%・AUCは53%増加

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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