処方薬
塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の基本情報

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の概要

商品名 塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)
一般名 バンコマイシン塩酸塩散
薬価・規格 906.8円 (500mg1瓶)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 大蔵製薬
YJコード 6113001B1143
レセプト電算コード 621065803
添付文書PDFファイル

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の主な効果と作用

  • ペプチド系の抗生物質です。細菌の細胞壁の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 骨髄移植時の消化管内殺菌に用いるお薬です。
  • 腸炎などの病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の用途

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、好酸球増多、AST上昇、ALT上昇、下痢、BUN上昇、クレアチニン上昇、舌炎、過敏症、発疹、潮紅

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、血圧低下、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴り、発汗、急性腎障害、間質性腎炎、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、第8脳神経障害、偽膜性大腸炎、肝機能障害、黄疸

上記以外の副作用

悪寒、蕁麻疹、そう痒、白血球減少、貧血、Al-P上昇、悪心、嘔吐、食欲不振、口内炎

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の用法・用量

  • 〈感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)〉用時溶解し、通常、成人1回0.125~0.5g(力価)を1日4回経口投与する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • 〈骨髄移植時の消化管内殺菌〉用時溶解し、通常、成人1回0.5g(力価)を非吸収性の抗菌剤及び抗真菌剤と併用して1日4~6回経口投与する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)〈感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)〉7~10日以内に下痢、腹痛、発熱等の症状改善の兆候が全くみられない場合は投与を中止すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
コレスチラミン<経口> 本剤の臨床効果が減弱

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塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)に関係する解説

グリコペプチド系抗菌薬

  • 塩酸バンコマイシン散0.5g*(OK)は、グリコペプチド系抗菌薬に分類される。
  • グリコペプチド系抗菌薬とは、細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで抗菌作用をあらわす薬。

グリコペプチド系抗菌薬の代表的な商品名

  • バンコマイシン
  • タゴシッド
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