処方薬
アービタックス注射液100mg
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アービタックス注射液100mgの基本情報

アービタックス注射液100mgの概要

商品名 アービタックス注射液100mg
一般名 セツキシマブ(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 20968.0円 (100mg20mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 メルクバイオファーマ
YJコード 4291415A1021
レセプト電算コード 620008443
添付文書PDFファイル

アービタックス注射液100mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

アービタックス注射液100mgの用途

  • RAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸
  • RAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の直腸癌
  • 頭頸部癌

アービタックス注射液100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

蕁麻疹、ざ瘡、咳嗽、呼吸困難、発熱、倦怠感、低カルシウム血症、低カリウム血症、脱水、疲労、無力症

起こる可能性のある重大な副作用

痙攣、ざ瘡様皮疹、皮膚乾燥、皮膚亀裂、続発炎症性症状、続発感染性症状、眼瞼炎、口唇炎、蜂巣炎、嚢胞、重度皮膚症状、切開排膿を要する膿瘍、壊死性筋膜炎、黄色ブドウ球菌敗血症、低マグネシウム血症、QT延長、しびれ、全身倦怠感、重度infusion reaction、infusion reaction、気管支痙攣、低血圧、意識消失、ショック、アナフィラキシー様症状、敗血症、間質性肺疾患、呼吸器症状、重度下痢、腎不全、血栓塞栓症、深部静脈血栓症、肺塞栓症、肺炎、重度感染症、アナフィラキシー、心不全、電解質異常

上記以外の副作用

体重減少、粘膜炎症、悪寒、疼痛、皮膚疼痛、筋肉疼痛、浮腫、悪心、口内炎、食欲不振、嘔吐、便秘、腹痛、消化不良、好中球減少症、白血球減少症、血小板減少症、リンパ球減少症、ヘモグロビン減少、好中球増加症、白血球増加症、低アルブミン血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症、総蛋白減少、ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇、頭痛、不眠症、末梢神経障害、鼻出血、発疹、ざ瘡様皮膚炎、爪囲炎、皮膚そう痒症、爪障害、脱毛症、皮膚毒性、手足症候群、多毛症、皮膚反応、毛髪障害、結膜炎、過敏症、尿蛋白、歯槽出血、吐血、心筋梗塞、血中アミラーゼ増加、血中ビリルビン増加、喀血、剥脱性皮膚炎、角膜炎、C-反応性蛋白増加、尿中ウロビリン陽性、血尿、尿中血陽性、卵巣嚢胞破裂、下痢、PO2低下、皮膚障害、放射線性皮膚炎、遅発性放射線障害

アービタックス注射液100mgの用法・用量

  • 1週間間隔投与の場合:通常、成人には、セツキシマブ(遺伝子組換え)として、初回は400mg/㎡(体表面積)を2時間かけて、2回目以降は250mg/㎡(体表面積)を1時間かけて1週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • 2週間間隔投与の場合:通常、成人には、セツキシマブ(遺伝子組換え)として、500mg/㎡(体表面積)を2時間かけて2週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤投与時にあらわれることがあるinfusion reactionを軽減させるため、本剤の投与前に抗ヒスタミン剤の前投薬を行うこと(さらに、本剤投与前に副腎皮質ホルモン剤を投与すると、infusion reactionが軽減されることがある)〔1.2、7.2、8.1、8.2、11.1.1参照〕
  • 7.2. 〈効能共通〉重度<Grade3以上>infusion reactionが発現した場合には、本剤の投与を直ちに中止し、再投与しないこと
  • 軽度~中等度<Grade1-2>infusion reactionが発現した場合には、投与速度を減速し、その後の全ての投与においても減速した投与速度で投与すること
  • 投与速度を減速した後に再度infusion reactionが発現した場合には、直ちに投与を中止し、再投与しないこと〔1.2、7.1、7.4、8.1、8.2、11.1.1参照〕
  • 7.3. 〈効能共通〉重度(Grade3以上)の皮膚症状が発現した場合には、次に従い本剤の用量を調節すること〔8.5、11.1.2参照〕
  • [用量調節の目安]1). 〈効能共通〉初回発現時:①. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<初回発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用の場合200mg/㎡で投与継続
  • ②. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<初回発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用以外の場合250mg/㎡で投与継続
  • ③. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<初回発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、2週間間隔投与の場合500mg/㎡で投与継続
  • ④. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<初回発現時>:投与延期し、投与延期後回復しない場合、投与中止
  • 2). 〈効能共通〉2回目の発現時:①. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<2回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用の場合150mg/㎡で投与継続
  • ②. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<2回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用以外の場合200mg/㎡で投与継続
  • ③. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<2回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、2週間間隔投与の場合400mg/㎡で投与継続
  • ④. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<2回目の発現時>:投与延期し、投与延期後回復しない場合、投与中止
  • 3). 〈効能共通〉3回目の発現時:①. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<3回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用の場合投与中止
  • ②. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<3回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、1週間間隔投与で放射線療法との併用以外の場合150mg/㎡で投与継続
  • ③. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<3回目の発現時>:投与延期し、投与延期後Grade2以下に回復した場合、2週間間隔投与の場合300mg/㎡で投与継続
  • ④. 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<3回目の発現時>:投与延期し、投与延期後回復しない場合、投与中止
  • 4). 〈効能共通〉Grade3以上の皮膚症状<4回目の発現時>:投与中止
  • GradeはNCI-CTCに準じる
  • 7.4. 〈効能共通〉本剤の投与時には、10mg/分以下の投与速度で静脈内注射すること〔7.2参照〕
  • 7.5. 〈RAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉オキサリプラチン及びフッ化ピリミジン系薬剤を含む化学療法が無効となった患者に対するイリノテカン塩酸塩水和物との併用において、本剤の上乗せによる延命効果は検証されていない〔17.1.1-17.1.5参照〕
  • 7.6. 〈RAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉本剤と放射線療法との併用における有効性及び安全性は確立していない
  • 7.7. 〈頭頸部癌〉本剤は、放射線療法又は他の抗悪性腫瘍剤と併用すること〔17.1.6-17.1.9参照〕
  • 7.8. 〈頭頸部癌〉頭頸部癌で2週間間隔投与の場合、放射線療法との併用における有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アービタックス注射液100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アービタックス注射液100mgと主成分が同じ薬

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    薬価 20968.0円 (100mg20mL1瓶)
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    製造会社 メルクバイオファーマ
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アービタックス注射液100mgに関係する解説

分子標的薬(セツキシマブ〔抗ヒトEGFRモノクローナル抗体〕)

  • アービタックス注射液100mgは、分子標的薬(セツキシマブ〔抗ヒトEGFRモノクローナル抗体〕)に分類される。
  • 分子標的薬(セツキシマブ〔抗ヒトEGFRモノクローナル抗体〕)とは、細胞が増殖するために必要なシグナル伝達に関わる上皮成長因子受容体(EGFR)に結合することで細胞増殖のシグナル伝達を遮断し、がん細胞増殖抑制作用などをあらわす薬。

分子標的薬(セツキシマブ〔抗ヒトEGFRモノクローナル抗体〕)の代表的な商品名

  • アービタックス
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