処方薬
アーリーダ錠60mg
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アーリーダ錠60mgの基本情報

アーリーダ錠60mgの概要

商品名 アーリーダ錠60mg
一般名 アパルタミド錠
薬価・規格 2036.0円 (60mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ヤンセンファーマ
YJコード 4291059F1029
レセプト電算コード 622676901
添付文書PDFファイル

アーリーダ錠60mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 男性ホルモンの働きをおさえることにより、細胞の増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

アーリーダ錠60mgの用途

アーリーダ錠60mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

食欲減退、皮疹、皮膚そう痒症、ほてり、悪心、下痢、疲労、甲状腺機能低下症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脱毛症

起こる可能性のある重大な副作用

痙攣発作、心臓障害、狭心症、心筋梗塞、心房細動、心不全、多形紅斑、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、重度皮膚障害、薬剤性過敏症症候群、発疹、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、間質性肺疾患

上記以外の副作用

味覚異常、高血圧、関節痛、筋痙縮、無力症、体重減少、転倒、骨折

アーリーダ錠60mgの用法・用量

  • 通常、成人にはアパルタミドとして1日1回240mgを経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 副作用が発現した場合には、次の基準を考慮して、本剤を休薬、減量又は中止すること
  • [減量して投与を継続する場合の投与量]1). 通常投与量:240mg
  • 2). 1段階減量:180mg
  • 3). 2段階減量:120mg
  • [副作用発現時の用量調節基準]1). 痙攣発作:本剤の投与を中止する
  • 2). 前記以外の副作用:Grade3の副作用又はGrade4の副作用の場合、本剤の投与をGrade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する(なお、再開する場合には、次の基準を参考に、本剤の減量等を考慮すること[①初回発現後に回復し再開する場合、減量せずに投与する、②再発後に回復し再開する場合、1段階減量し投与する])
  • GradeはNCI-CTCAE ver4.0に準じる
  • 7.2. 外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アーリーダ錠60mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アーリーダ錠60mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ニルマトレルビル・リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用が増強、血中濃度が減少することで抗ウイルス作用の消失や耐性出現、効果の減弱
エンシトレルビルフマル酸 本剤の血中濃度が上昇し副作用が発現しやすくなる、血中濃度が減少し作用が減弱
CYP2C8を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
クロピドグレル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
CYP3A酵素阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
ミダゾラム 血中濃度が低下し作用が減弱
ダルナビル 血中濃度が低下し作用が減弱
フェロジピン 血中濃度が低下し作用が減弱
シンバスタチン 血中濃度が低下し作用が減弱
CYP2C19の基質 血中濃度が低下し作用が減弱
オメプラゾール 血中濃度が低下し作用が減弱
ジアゼパム 血中濃度が低下し作用が減弱
ランソプラゾール 血中濃度が低下し作用が減弱
CYP2C9酵素により代謝される薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
ワルファリン 血中濃度が低下し作用が減弱
フェニトイン 血中濃度が低下し作用が減弱
セレコキシブ 血中濃度が低下し作用が減弱
P糖蛋白の基質となる薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
フェキソフェナジン 血中濃度が低下し作用が減弱
ダビガトラン 血中濃度が低下し作用が減弱
ジゴキシン 血中濃度が低下し作用が減弱
BCRP及びOATP1B1の基質となる薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
ロスバスタチン 血中濃度が低下し作用が減弱
アトルバスタチン 血中濃度が低下し作用が減弱
痙攣閾値を低下させる薬剤 痙攣発作

アーリーダ錠60mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 2036.0円 (60mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ヤンセンファーマ
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アーリーダ錠60mgに関係する解説

抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)

  • アーリーダ錠60mgは、抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)に分類される。
  • 抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)とは、前立腺細胞においてアンドロゲン(男性ホルモン)のアンドロゲン受容体への結合を阻害し、抗腫瘍効果をあらわす薬。

抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)の代表的な商品名

  • カソデックス
  • イクスタンジ
  • アーリーダ
  • ニュベクオ
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