処方薬
タグリッソ錠80mg
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タグリッソ錠80mgの基本情報

タグリッソ錠80mgの概要

商品名 タグリッソ錠80mg
一般名 オシメルチニブメシル酸塩錠
薬価・規格 18540.2円 (80mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アストラゼネカ
ブランド タグリッソ錠40mg 他
YJコード 4291045F2023
レセプト電算コード 622472101
識別コード AZ80
添付文書PDFファイル

タグリッソ錠80mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

タグリッソ錠80mgの用途

  • EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌
  • EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法

タグリッソ錠80mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、ざ瘡、皮膚乾燥、湿疹、爪障害、爪囲炎、皮膚そう痒症、脱毛、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚剥脱、じん麻疹

起こる可能性のある重大な副作用

QT間隔延長、血小板減少、好中球減少、白血球減少、肝機能障害、ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺臓炎、貧血、多形紅斑、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、うっ血性心不全、左室駆出率低下

上記以外の副作用

下痢、口内炎、嘔吐、食欲減退、便秘、口内乾燥、腹痛、消化不良、頭痛、味覚異常、眼乾燥、結膜炎、霧視、疲労、鼻乾燥、鼻出血、咳嗽、駆出率減少、クレアチニン増加、無力症、倦怠感、筋痙縮、筋肉痛、四肢痛、関節痛、体重減少、ALP増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、皮膚潰瘍、多毛症、爪痛、皮膚疼痛、皮膚変色、皮膚感染、皮脂欠乏性湿疹、皮膚過角化、光線過敏性反応、毛細血管拡張症、蜂巣炎、皮膚反応、口唇炎、舌痛、腹部膨満、腹部不快感、胃食道逆流性疾患、嚥下障害、口腔咽頭痛、鼓腸、心窩部不快感、リンパ球減少症、末梢性ニューロパチー、末梢性感覚ニューロパチー、脳梗塞、めまい、回転性めまい、異常感覚、感覚鈍麻、眼瞼炎、角膜炎、白内障、流涙増加、眼刺激、羞明、視力低下、視力障害、眼そう痒症、眼精疲労、呼吸困難、気管支炎、肺感染、ウイルス性上気道感染、肺塞栓症、インフルエンザ、鼻漏、鼻炎、鼻炎症、咽頭炎、気胸、湿性咳嗽、発声障害、咽喉乾燥、喉頭痛、しゃっくり、非心臓性胸痛、動悸、頻尿、尿路感染、腎機能障害、血尿、排尿困難、発熱、末梢性浮腫、四肢膿瘍、顔面浮腫、背部痛、筋骨格硬直、頚部痛、高カリウム血症、低カリウム血症、脱水、高血糖、深部静脈血栓症、高血圧、低アルブミン血症、低カルシウム血症、低ナトリウム血症、毛髪障害、毛質異常、皮膚嚢腫、黄色板腫、皮膚斑、裂傷、皮膚擦過傷、メラノサイト性母斑、皮膚血管炎、口唇びらん、口腔知覚不全、食道痛、胃腸炎、呼気臭、便意切迫、肛門周囲痛、痔出血、活性化部分トロンボプラスチン時間延長、内出血発生増加傾向、播種性血管内凝固、血球減少症、脾臓梗塞、振戦、体位性めまい、記憶障害、構語障害、知覚過敏、黄斑浮腫、網膜出血、眼感染、夜盲、眼異物感、細菌性肺炎、鼻粘膜障害、咽頭出血、咽頭潰瘍、気縦隔症、胸膜炎、労作性呼吸困難、房室ブロック、膀胱炎、腎結石症、悪寒、ほてり、筋骨格痛、足変形、骨盤痛、耳感染、外耳炎、乳頭炎、低リン酸血症、高コレステロール血症、うつ病、錯乱状態、幻覚、易刺激性、静脈炎、外陰腟痛、高リパーゼ血症、アミラーゼ増加、血中コレステロール増加

タグリッソ錠80mgの用法・用量

  • 通常、成人にはオシメルチニブとして80mgを1日1回経口投与する
  • ただし、術後補助療法の場合は、投与期間は36カ月間までとする
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
  • 7.2. 副作用がみられた場合は、症状、重症度等に応じて、次の基準を考慮して、本剤を休薬、減量又は中止すること
  • 本剤を減量する場合には、40mgを1日1回投与すること
  • [本剤の休薬、減量及び中止基準の目安]1). 間質性肺疾患/肺臓炎:本剤の投与を中止する
  • 2). QT間隔延長:①. 500msecを超えるQTc値が認められる;481msec未満又はベースラインに回復するまで本剤を休薬し、481msec未満又はベースラインに回復した後、本剤を減量し、投与を再開する(3週間以内に回復しない場合は本剤の投与を中止すること)
  • ②. 重篤な不整脈の症状を伴うQT間隔延長/重篤な不整脈の兆候を伴うQT間隔延長;本剤の投与を中止する
  • 3). その他の副作用:Grade3以上の副作用;Grade2以下に改善するまで本剤を休薬し、Grade2以下に回復した後、必要に応じて本剤の減量を考慮し、投与を再開する(3週間以内にGrade2以下に回復しない場合は本剤の投与を中止すること)
  • GradeはCTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)ver.4.0に基づく
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

タグリッソ錠80mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

タグリッソ錠80mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
CYP3A酵素誘導剤 本剤の効果が減弱
フェニトイン 本剤の効果が減弱
リファンピシン類 本剤の効果が減弱
カルバマゼピン 本剤の効果が減弱
セイヨウオトギリソウ 本剤の効果が減弱
P糖蛋白の基質となる薬剤 副作用の発現が増強
フェキソフェナジン 副作用の発現が増強
ジゴキシン 副作用の発現が増強
ダビガトランエテキシラート 副作用の発現が増強
アリスキレン 副作用の発現が増強
BCRPの基質となる薬剤 副作用の発現が増強
ロスバスタチン 副作用の発現が増強
サラゾスルファピリジン 副作用の発現が増強
QTを延長する薬剤 QT間隔延長を増強
キニジン QT間隔延長を増強
プロカインアミド QT間隔延長を増強
オンダンセトロン QT間隔延長を増強
クラリスロマイシン QT間隔延長を増強

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

タグリッソ錠80mgと主成分が同じ薬

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    薬価 9670.0円 (40mg1錠)
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タグリッソ錠80mgに関係する解説

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)

  • タグリッソ錠80mgは、分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)に分類される。
  • 分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ活性を選択的に阻害することでがん細胞の増殖を抑制する薬。

分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)の代表的な商品名

  • イレッサ
  • タルセバ
  • ジオトリフ
  • タグリッソ
  • ビジンプロ
分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬〔EGFR-TKI〕)についての詳しい解説を見る